イチロー「どうやらムルモに嫌われてしまったようだな」
ジロー「まったくいい気味だ」
サブロー「これで我らの時代がやってくるぞ」
シロー「王国打倒も夢ではなくなったな」
ゴロー「ん? 本当にそうなのか?」
パピィ「何よあんた達は!
余計なお世話よ、あっち行って!」
ジロー「まぁまぁ、ここで出会ったのも何かの縁」
シロー「我らが考えた新たな作戦を与えてやろうではないか」
パピィ「新たな作戦?」
サブロー「我らが考えたスペシャルでクールな作戦だ」
ゴロー「教えるのもドキドキするんだな、これが」
パピィ「ふん、おバカなワルモ団が考えた作戦なんておバカに決まってるわ」
イチロー&ジロー&サブロー&シロー&ゴロー「何を~っ!」
イチロー「あれぇ、聞きたくないんだ?
へへーんだ、教えてやらないもんねー」
ジロー&サブロー&シロー&ゴロー「もんねー」
パピィ「ムカッ!
(こう言われるととっても気になるわ)
……いいわ、参考までに今日は特別に聞いてあげるわよ」
ワルモ団はさっと並び直し、先頭のイチローが説明します。
イチロー「ムルモ本人ではなくて、ムルモにとって大切な人を
困らせてみるというのはどうだ?」
ジロー&サブロー&シロー&ゴロー「うん、うん」
パピィ「大切な人ってあたちの他に誰がいるのよ!?」
イチロー「たとえばだな…ムルモの両親…
いっそのこと王国を占領してムルモを悲しませてやれ。
そうすればムルモも目を覚ますんじゃないか?」
大きく出たイチローの発言に一瞬の沈黙が走ります。
パピィ「…こうなったらやってみるちかないわね。
あんたたち、たまにはいいこと言うじゃない」
イチロー&ジロー&サブロー&シロー&ゴロー「”たまには”は余計だ!」
パピィ「待ってなちゃい、ムルモ。
今度こそ思い出させてあげるんだから!!」
イチロー「それにしてもあの顔は化け物だったな」
ジロー&サブロー&シロー「だな!」
ゴロー「そうか? オレは結構かわいいと思うぞ」
イチロー&ジロー&サブロー&シロー「えっ」
前回の絵からかなり時間が経ってしまいごめんなさい。前回登場しかけた妖精というのは1人ではなく、何と何とワルモ団5人組(^^;。
ワルモ団は5人揃って1人前(それ以下?)なので、絵を描くのも、ストーリーを作るのも大変でした。そういえば、1つの絵に登場させる妖精の数は今までは4人が最高でしたので、今回は大幅更新ということになります(^^)。でも人数が多いとどうしても雑になってしまうので、2人くらいが私にとってちょうどいいのかもしれません。
(2006/7/15)