カメリが泣いたあの日以降……二人は妖精学校では毎日顔を合わすものの、気まずさからお互い何も話すことが出来ないでいました。
そんなある日、サスケはふと思います。
「どうしてカメリはオイラたちに会いにくるようになったのだろう?」と。
思い当たるのは、カメリが初めて修行場に現れた前日の放課後のこと…。
パピィ「甘すぎるわね」
カメリ「え~・・・」
パピィ「恋の味はこんなに甘くないわ!
もっとこう……そうね、ムルモのことを考えてみると
熱かったり甘かったり、ときにはちょっと苦かったり…」
カメリ「パ~ピィちゃんは~恋に詳しいんだね~」
パピィ「ウブなカメリにも早く分かって欲しいわ」
カメリ「うーん…」
パピィ「もう!まずはその性格から直さなきゃだめね。
いいわ、わたちがカメリにふさわちい恋人を見つけてあげるんだから!」
カメリ「え~~っ」
とパピィが無理矢理カメリを引っ張ろうとしたとき…。
サスケ「カメリをいじめるなだぜ!」
カメリ「サスケ…くん…?」
サスケ「カメリが嫌がっているんだぜ!」
パピィ「あんた、何なのよいったい?」
カメリ「サ~スケくん~、これはその…」
サスケ「いいからここはオイラに任せろなんだぜ」
パピィ「まったくおバカさんには付き合いきれないわね!
じゃあカメリ、また明日ね!」
サスケ「カメリはきっとあのときのお礼にオイラたちに漬け物を持ってきたんだぜ。
それなのにオイラは…」
恋は些細なきっかけから始まるんですよね。今回はサスケの勘違いですが(というか彼はしょっちゅう勘違いしているんだろうな^^;)、でも変わり者とも言えるカメリちゃんはそんなサスケの背中に惚れてしまうのかもしれませんね。
それにしても妖精学校のサスケ(とハンゾー)、今回の回想シーンのようにいつもパピィから格下扱いされてそうな気がする…(^◇^;)。
(2005/9/19)