ムルモ(7)


 とある日の午後、ムルモはお城の庭でジュースを飲みながらのんびり空を見上げていました。平和な一日を満喫し、これからお昼寝をしようとしていたところに、お城の侍女がやってきました。

 侍女「ムルモ様!
    ムルモ様宛てにお手紙が来ておりますわよ」
 ムルモ「ボクにでしゅか?
     またパピィからの変な手紙でしゅかね・・・」
 侍女「いいえ、クモモ様からですわね」
 ムルモ「クモモしゃんでしゅか!
     これはめずらしいでしゅね」

 ムルモは侍女から封筒を受け取って開けてみると、中には1枚の手紙が入っていました。

 ムルモ「えーっとなになに・・・」

  『妖精界のあんみつ島に もうすぐ
   クモモペンションがオープンするクモ!
   オープン記念として 2泊3日のお菓子ツアーに
   あなた様をご招待するクモ。
   明日の午後1時にラムネ岬でお待ちしているクモ』

 ムルモ「クモモしゃんのお菓子がたくさん食べられるんでしゅか!
     考えただけでボクのプリティなほっぺはゆるみっぱなしでしゅ。
     さっそく明日の準備をするでしゅ~っ」



 お待たせしました。怪盗チョコソフトに続いて『お菓子への招待』というタイトルの新シリーズを始めたいと思います。今回の主人公はムルモ、そういえばムルモが主役になるのは初めてでしたね。どういうストーリーになるのかは今後のお楽しみ~。今回はプロローグなので内容が無くてごめんなさいです。

 絵の方はお城の庭でくつろぐムルモ。ムルモが横たわっているのはハンモックみたいな葉っぱ型のベッドにしてみたつもりですが、どことなく変ですね。普通の椅子にすれば良かったかも(^^;。

(2007/10/7)