ミルモ「なにぃ、行き止まり!?」
・・・くそぅ、今さら引き返すわけにはいかねぇぜ・・。
しばらくここに身を隠してやりすごすとするか・・。
って、だいたい何でオレがこうして隠れなきゃいけないんだ?
「・・・ルモさま~~。せっかくのお料理が冷めてしまいますわ~~」
ひぇ~~~っ。
追ってこなくていいっつーの!
毎度毎度変なもん食わされるオレのことも少しは心配・・・ってリルムに言っても無駄だよな・・。
そういえば今日はムルモと一緒に変な芋虫を捕まえていたっけ。
さすがに今日は何があっても食べるわけにはいかねぇ!
「・・・ミルモさま~。隠れても無駄ですわ~~」
「・・・ルモさま~~・・・・」
「・・・」
・・・行ったか!?
だけどまだ安心できねぇから、今夜はここに隠れて一晩明かすとするか。
・・・・・ゴロゴロ・・・・・
ん? 外は雷か!?
また親父のやつがおふくろを怒らせたのか?
・・・・ゴロゴロ・・・・・ゴロゴロ・・・
だんだん雷がひどくなっているような・・。
・・・・・・ゴロゴロ・・ピシャーーーーーン!!!!
ミルモ「ひっ!?」
リルム「み~~つけた!」
ミルモ「ひぇ~~~~っ、リルム、ずっとそこにいたのか!?」
リルム「さぁミルモ様! わたくしの愛の手料理を冷めないうちに
どうぞ召し上がってくださいませ」
ミルモ「誰か助けてくれ~~~っ」
この後ミルモは、じっくり時間をかけて、リルムに恐怖の料理をお口あ~んさせられ続けるのであった・・・。
第8回目のお題は「壁際に追い詰める」。追い詰める役として、私は真っ先にリルムを連想します。
それなのに、気が付けば全く需要のないミルリル絵を描いてしまいました(^◇^;)。もう少し愛のある絵にすればよかったなぁと後悔してます。
今回の絵にある「行き止まりに追い込むリルム」ですが、この構図は1989年にファミコンディスクシステムで発売された『ファミコン探偵倶楽部PartII うしろに立つ少女(任天堂)』を元ネタに選びました(誰もわからないか^^;)。元ネタ・・・というかトラウマと言うべきか。雷の鳴る中、真犯人に追われるラストシーンはファミコン史に残る恐怖シーンとして有名だったりします。
そして13年後の2002年、アニメミルモ第1話にてウェディングドレスを着たリルムから逃げ回るミルモ。いきなり背後で「ミルモ様?」と現れたリルムに「うぎゃーっ」と驚くシーンもまた軽くトラウマだったりします(汗)。皆さんにもそういう思い出はありますでしょうか?
次回のお題は「間接キス」です。
(2013/1/27)