翌日、ムルモがラムネ岬へ向かうと、そこにはすでに何人かの妖精がいました。ミルモ、リルム、ヤシチ、サスケ、ハンゾー、ヤマネ、アクミ、パンタ、パピィ、アロマといった顔なじみの面々です。
ミルモ「何だ、ムルモも招待されてたのかよ」
リルム「クモモさんのお菓子は楽しみですわね」
パンタ「ボクたんも楽しみですっち!!」
パピィ「ムルモと一緒だなんて聞いてないわ。
でもせっかくだからムルモと一緒に行ってあげる!」
ムルモ「余計なお世話でしゅ」
パピィ「な、何でちゅって~~っ」
アロマ「まぁまぁお二人とも…仲良く行きましょう!」
アクミ「ちっ、人数が増えてきやがったな」
ヤシチ「まったくだ!」
サスケ「これだとクモモのお菓子がちょっとしか食べられないぜ」
ハンゾー「なのら~」
ヤマネ「私はお菓子は苦手でございますが、なぜか招待状を
いただいたでございます」
ヤシチ「くれぐれもお菓子を食べないでくれよ・・・」
ヤマネ「はいっ、ヤシチ兄様」
クモモ「皆さ~ん!」
みんながクモモの方へ振り返りました。
クモモ「皆さん今日はお集まりいただいてうれしいクモ。
こちらの船であんみつ島を目指すクモよ!」
クモモが指さした先には小型の客船が停まっていました。
ミルモ「おぅ、早くクモモペンションへ行ってお菓子食べようぜ」
クモモ「それにしても完成したばかりのクモモペンションを知ってるなんて
皆さんとっても情報通クモね」
ムルモ「ほぇっ?」
パピィ「何かおかちいわね」
パンタ「ですっち」
リルム「クモモペンションはクモモさんからの招待状に
書かれていたのですわ」
ムルモ「ボクも招待状を見てここに来たんでしゅ」
パピィ「あたちもよ」
クモモ「招待状クモ?
私のところにも招待状ではないけれどお手紙が来て、
皆さんがクモモペンションに遊びに行って
みたいと書かれていたクモよ」
サスケ「それって・・・」
ハンゾー「どういうことなのら~?」
ムルモ「何かおかしいでしゅね」
クモモ「まぁまぁ、深いことは気にせず
今日は皆さんをクモモペンションへご招待するクモ~!」
みんな「わーーーいっ」
前回「ムルモが主役」と言っておきながら、いきなり絵にムルモが現れていません(^◇^;)。今回は登場人物を増やそう!という目標もありまして、1枚の絵に含められる妖精の数は3~4人が限界になってしまいます。とはいえムルモが主役えあることには変わりありませんので、これからのムルモの活躍にご期待ください!
舞台はラムネ岬・・・と言いつつ普通の岬ですね(^^;。妖精界ならではのメルヘンチックな景色を想像するのはなかなか難しくて。それとクモモって私には描くのが難しいです。口元がちょっとでも変になると全然クモモに見えなくなります。。
(2007/10/19)