サスケ&カメリ(12)

 汽車は二人を駅に残して、次の駅へ向けて出発していきました。
 
 カメリ「何とか助かったね~」
 サスケ「どうなるかと思ったぜ・・・。
     でも、ここはどこなんだぜ?」
 カメリ「う~ん・・・。
     ねぇ見て、サスケくん~、
     あそこに~『ウメの里駅』って~書いてあるよ~」
 サスケ「聞いたことない駅だぜ」
 カメリ「わたしも~・・・」
 サスケ「とにかくミルモの里に戻る汽車に乗らないと・・・」
 カメリ「でも・・・ここに書いてある時刻表を見ると、
     次の汽車は夜まで来ないみたい~」
 サスケ「そんなぁ・・・。
     カメリ・・・オイラのせいでごめんだぜ」
 カメリ「うぅん、サスケくんの~せいじゃないよ~。
     せっかく来たんだから~駅の外に出てみようよ~」

 楽しそうな表情で駅の階段を降りていくカメリ。
カメリにつられて、サスケの表情にも笑顔が戻りました。

 ウメの里駅―――。
その駅前には小さな家が数軒あるだけで、まさに駅の小ささにふさわしい光景でした。
辺りは静まりかえっていて、人が住んでいる気配も感じられません。

 サスケ「何にも無さそうだぜ?」
 カメリ「そうだね・・・。
     あっ見て!、あのお家の窓から女の人が見てるよ」


 やっと次回からサスカメ以外の登場人物が増えます。二人の運命はいかに!? まぁこの二人のペースなので急展開は予想しにくいですが、どうか暖かく見守っていただければと思います。

 適当に背景を描いていたらおかしなパースになってしまいました(T-T)。これまで毎回違う角度でサスカメを描いていましたが、上からの俯瞰はなかなか難しいですね。絵から駅の小ささがいまいち伝わらないなぁ。。

(2012/6/27)