サスケ「今日は残念だったんだぜ」
カメリ「ううん~、
サスケくんが~来てくれたので、私は~とてもうれしいわ~」
歩くのを止めたサスケはカメリの方を向いて話し始めます。
サスケ「…この間はカメリにひどいこと言っちゃって、ごめんだぜ」
カメリ「私~のほうこそ~、サスケくん~に迷惑をかけてばっかりで~ごめんね」
サスケ「修行場へ遊びに来るとまた兄貴がうるさく言うかもしれないけど…」
カメリ「うん・・・」
サスケ「だけど・・・その・・・、
恋人同士なら話は別だと兄貴は言ってたんだぜ!!」
カメリ「…え……」
サスケ「だからカメリにはまた遊びに来て欲しいんだぜ!!」
カメリ「………うん!」
サスケ「暗くなる前に、早く帰らなくちゃだぜ」
カメリ「そ~んなに速く~歩けないよ~、サスケくん~」
サスケはカメリの手を握り、夕日に後押しされながら家路を急ぐのでした。二人とも、暖かさに包まれた明日への期待に胸を膨らませながら。
この二人には正式な告白の儀式など不要で、こんな風に自然にくっついてくれたらなぁ…という私の妄想により、ようやく二人に幸せをつかませることが出来ました(^^)。本当はもっと修羅場を与えてもよかったかなと思いますが、それは別の機会に別のカップルでそうさせたいなと思います。
クサいセリフが苦手な私にとって、サスケのセリフを書くのはとても恥ずかしかったです(^^;。ズバリ物事を言うハンゾーと違って、サスケは遠回しに熱く愛を語ってくれそう~という設定が私の中にありまして。「サスケは緊張しちゃんじゃないの?」というツッコミに対しては、サスケの緊張癖はわんだほう以降では克服しているように見えたから…ということで。
絵の方は、夕焼けの雰囲気を出すのに苦戦しました。夕暮れ独特の影の付き方とか、全体的に赤みを帯びた色遣いとか…。もう少し明暗をはっきりさせても良かったかなとちょっと反省。。
(2005/11/5)