アクミ「それっ!」
パンタ「わぁ、すごいですっち!まっすぐ飛んでるですっち!」
アクミ「アロマやるじゃん。
あたい、こんなによく飛ぶ紙飛行機は初めてだよ」
アロマ「そんなことないですわ。
アクミさんが丁寧に折ったからですわ」
実際はアロマが半分くらい手伝っているわけですが。
そしてアクミの投げた紙飛行機はまっすぐ飛んでいき、
ミルモ「痛っ」
アクミが投げた紙飛行機は、ミルモの頭に命中しました。
昼寝をしていたミルモは一瞬目を覚ましましたが、お腹いっぱいのミルモは紙飛行機に構うことなくもう一眠り。
その隣にはリルムがミルモの寝顔を見てにこにこしていて、またそのすぐそばではムルモとパピィの取っ組み合いのケンカがやっと終わり、怒ったムルモにパピィが何やら話しかけています。
パンタ「ミルモお兄ちゃんも一緒に折り紙を作るですっち!」
いきなりパンタがやってきて、ミルモに抱きつきました。
ミルモ「!! ひぇ~~、冷てぇ・・・離せっての・・・。
オレは昼寝中なんだっ」
パンタ「いやですっち~。ミルモお兄ちゃんと折り紙したいですっち~」
リルム「ミルモ様、せっかくアロマさんが折り紙を教えてくださることですし、
アクミさんも一緒にいることですし、わたくしたちも一緒に
参りませんか?」
ミルモ「わわわかった、ちょ…ちょっとだけだぞ」
パンタ「わ~いですっち!」
アクミ「なぁアロマ、次は何を教えてくれるんだ?」
アロマ「そうね…じゃあ次はちょっと難しい折り紙にするわね。
今度は折り紙を2枚使ってサボテンを作ってみせますね」
アクミ「すっげ~なぁ、2枚の折り紙なんて初めてじゃん!?」
アロマの折り紙を通じて、2人はすっかり打ち解けたようです。
妖精たちのそれぞれの幸せな時間はこれからもずっと続くかのように思われました。
またまた久しぶりになってしまいました。しかも今回はつなぎの展開でもあるゆえ、ストーリーはかなり短めです。。
今回はアクミとアロマにスポットライトを当て、第4回のイラストで仲良しこよしの雰囲気をちょっとだけ見せた2人を、さらに無理矢理くっつけてみました。アロマは折り紙が得意なんていう設定はもちろんオリジナルです。外で遊ぶよりも家で紅茶を飲んでいそうなタイプのアロマなので、家で遊ぶ折り紙をいろいろ知っていそう…ということにしています。細かいところはさておき、妖精たちの幸せな光景を描くのは私は大好きです。
次回は再び本題の方に戻る…予定です(^^;。
(2008/2/19)