アクミ&ネズミ(3)
アクミ「な、なぁ、今日はその…」
ネズミ「さっきから後をつけてきて何でござるか?」
アクミ「あたいもその…女の子だしさ…。
バレンタインのチョコってやつを誰かに渡してみたくて…。
でもダアク様がいない今、渡せる相手がいなくてさ…」
アクミは震える手でチョコを前に差し出します。
その直後、反対側からチョコをつかむネズミの手にアクミははっと驚いた顔をしました。
ネズミ「食べ物は粗末にしないのが拙者の流儀でござるからな」
アクミ「なっ…」
ネズミ「とはいえ、アクミの選んだチョコとやらがどんな味がするのか、
拙者も楽しみなのでござる」
アクミ「ネズミ…」
女子を代表して、アクミからネズミにチョコをプレゼントさせてみました。おそらくネズミはヤマネからしかチョコをもらっていないはず…。かつてコンビを組んでいた仲を考えると、アクミからもらえるチョコも正直うれしいのではと思います。
とはいえネズミのことだからうれしさは顔には出さず、いつもの反応を示すでしょうね。私の中にあるネズミ像は、いつもの嫌みの中にもたまに優しい言葉をかけてあげられるネズミ。アクミはその優しさに触れて一人舞い上がるのではないかと勝手に考えていますが、皆さんならどんなやり取りを思い浮かべますか?(2009/4/13)
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