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5211/ 最強忍者キリノ
□投稿者/ まみいー -1回-(2013/04/13(Sat) 01:31:29)
□U R L/ http://なんて不可思議

ミルモ「楓~チョコ買って♥」
朝からミルモはご機嫌だ。
楓「今日くらい我慢しなさい!」
楓がきっぱりと言う。
結木「朝から元気だな」
結木は小説を読みながら言う。
リルム「ミルモさま楓さまご機嫌うるわしゅう」
リルムが結木の肩から言う。
キラーーーーン!!!
安純「結木君から離れなさーーーーーーい!!!」
安純が楓に空手チョップをしてくる。
そしてまたいつも通りの日常が始まる。

ー授業ー
ミルモは楓の机の上でゴロゴロしていた。
するとどこからか声が聴こえる。
???「久しぶりミルモ」
その声でミルモは跳び起きた。
そこには髪の赤いおんなの妖精忍者が立っている。
ミルモ「お前はキリノ!!!」
キリノ「相変わらず何にも変ってないな」
キリノは少しからかうように言った。
ミルモ「どういうことだーーーー!!!
ヤシチの家に行った客ってのは
お前か!」
キリノ「いや~行ったというより無理やりいかされた
んだけど、、、」
ミルモ「お前は何しに来たんだ」
キリノ「お前に会いに来たのではない。
ポルクの修行をしている時にマグカップに
落としてしまったんだ」
楓「ミルモこの妖精だあれ?」
ミルモ「こいつは最強の力を持つ最強忍者キリノ!!!
俺のいとこなんだよ!」
楓「ミルモのいとこ!?」


次回は「キリノはモテモテ」です!

97×170

1365784289.jpg
/12KB

■ まみいー (3回/2013/04/13(Sat) 02:06:21/No5213)
http://なんて不可思議


私の面白くないかもですけど見てください!!!
ゴメンナサイ!!!
ひまなときだけでいいです。
短いので早いかも。。。


■ ラン (1回/2013/04/13(Sat) 19:38:47/No5218)
http://傘


まみいーさんうまいですね。
キリノシリーズが私は
すごい好きです^_^は
これからもよろしくお願いします。


1365849527.jpg
/12KB

■ まみいー (23回/2013/05/01(Wed) 21:03:52/No5266)

ランさん!コメント有難うございました。
私のは誰も見てくれないと思っていました。

お気に召されて良かったです!

キリノは私も好きなんです!
ラブの方の方針もかんがえていますので、
また、とうこうした時に、見ていただけたら幸いです!

また、ピネルの方の話も投稿していますので、
見てください!
ピネルは前、ランさんが、かんがえてくださった
オリフェなので、キャラとかあっているか
わかりませんが、いちおうそれなりにがんばって
かきましたので!

ランさんはまだ小説を一度も投稿してないようですが、
できあがりもいいですし、コメントもらえると
うれしいので、ぜひ、かいてみてください!

それでは!


■ ラン (4回/2013/05/05(Sun) 09:35:55/No5287)

ピネルのお話を書いてくれてありがとうございます。
私はまみいーさんの話大好きなので話をじゃんじゃん
書いてくださいね‼


■ まみいー (35回/2013/05/19(Sun) 12:38:24/No5302)

ランさんまたまたレス有り難うございます!
私のお話が好きですと?!
あなたはなんてお優しい方。
はい!じゃんじゃんかかせていただきます。
今はアイデアがないので、またアイデアがうかべば
かきます。
今連載中のものはプロローグしか
まだかいていませんがミルモでポン!
ふぁんたじいー☆というものです。
文章力のない私の小説ですがお気軽に
お読みください。
ランさんのタコスとイカスの話も見ましたよ!
喧嘩のシーンが上手くかいていて、
タコスはハナコちゃんと結ばれたんですね。
デートできて良かったと思います^ ^
小説でもランさんは頑張ってください。
タコスとイカスの話の続きもお待ちし
ておりますよ^ ^
掲示板の方も面白いのでどんどん
カキコしていってください!

それでは!ここら辺で!




5278/ 帰ってきたあの妖精
□投稿者/ シンキロー -64回-(2013/05/03(Fri) 21:04:15)

どうも!
シンキローです。
ここへ戻って来たのは久し振りになります。

小説の再開は未定ですが
僕が以前に描いたオリフェを改めて紹介しようと思います。


「寺じゃない、テラーさ!」

「あー・・・シリアスキャラは疲れるなー。」

「所で僕が活躍する機会はもうないのかい?」

「そういうの・・・気に入らないな」

名前:テラー

性別:男

年齢:不明

楽器:使わない。自分の魔力で魔法を放つ。

好きなお菓子:ハバネロ等の辛い物を好む

怪しい(色んな意味で)雰囲気を漂わせている妖精。
こう見えてもダアク以上の力を持っている。
彼が使う黒魔法はダアクやアクミが使ってた物とは違い、
かなり攻撃的な魔法を使いこなす。

いかにも悪そうで怖い(?)風貌だが、コミカルな一面が多い。
人間界のアニメや漫画も結構好んでいるらしい。

詳しい生い立ち等は謎に包まれているが、
本人曰く「人間界でも妖精界でもない場所から来た」とのこと。


こんな感じです。(笑)
テラーさんの言う通りイメチェンしてます。
最初に描いた頃は不気味さを強調していたのですがどうしてこうなった(笑)

新しい小説書くとしたら彼はボケポジションほぼ確定です。
アイデアが浮かんだらまた書きます。

では!


■ まみいー (36回/2013/05/19(Sun) 12:47:37/No5303)

シンキローさんはじめまして!
まみいーです!
凄いオリフェでキャラとかしっかりしていて
凄いです。
面白いキャラですね!
シンキローさんの小説は読んだ事があります!
確かにこのキャラと同じような感じの
テラーという妖精が出てきました。
イメチェンしたんですね!
少し何処か違うような気がします!
シンキローさんの小説、絵、他様々
楽しみに待っておきます。

それでは!ここら辺で!




5293/ タコスとイカス
□投稿者/ ラン -5回-(2013/05/11(Sat) 12:16:26)

プロローグ タコとイカ

ここはクリスタルランド。全てがクリスタルで出来ている綺麗な国だ。
そこに少し冴えない様子のタコとキザなイカが居た。


■ ラン (6回/2013/05/11(Sat) 12:28:31/No5294)

タコス「何やて〜お前だって人を騙しつづけてきたやろー」
イカス「大体何時になれば賢くなれるのかな何時も怒鳴ってばかりで」
タコス「お前のせいやろ〜」
イカス「はぁぁ〜あ!もう2時だ!」
タコス「がるるぅ〜え?2時?!ハナコちゃんとデートの約束があったんや〜ほな!」
そう言うとタコスは一目散に何処か行ってしまった。


■ まみいー (37回/2013/05/19(Sun) 12:50:42/No5304)

面白い小説です!
細かはところも丁寧に
表してあって素敵です!
タコスとイカスといえば
喧嘩ですよね^ ^
そういうところが面白く表現されています。
続きお待ちしていますよー^ ^




5272/ やってきた!ミルモの友だち
□投稿者/ まみいー -25回-(2013/05/03(Fri) 08:36:43)

皆さんこんにちは‼まみいーです!
久しぶりに投稿させて頂きたいと
思います!
始めはかき方がわからなかったので、すこし、
おかしい話もあったんです。ああ消して、最初からやり直したいです。



■ まみいー (26回/2013/05/03(Fri) 09:54:01/No5273)

1話 ミルモの友だちおんなのこ

ミルモ「あ~あ日曜は退屈だぜ‼」
ミルモがあくびをしながら楓の机の上で
ゴロゴロしている。
一方楓の方は・・・
楓「あ~もう結木君が図書館に行く時間だ‼‼あわわわ
((((;゜Д゜)))))))どーしよーきて行く服がないよお」
どうやら楓は結木と会いたいが、可愛らしい服が見つからない様だ。
ミルモ「ギャアギャアうるせーなー!オレなんか
何もやる事がねーんだよ!それよりは
マシじゃねーか‼」
ミルモは楓の手助けをするどころか
相変わらず自分の事しか考えてない様だ。
楓「ミールモー!私だってきて行く服がないの‼‼
恋の妖精でしょ‼‼ちょっとは手伝ってよ!!
アアアアアア!!!もう!!」
楓はミルモにふまんだらけだった。
ミルモ「あああ!うるせえ!服出せば良いんだろ!」
そう言うとミルモはマラカスを面倒臭そうに振り上げた。
ミルモ「ミルモでポン!」
たちまち楓の服は魔法でかわった!
楓「ありがと!ミルモ!どんな服になったんだろ!」
楓は喜んで鏡の所へ行って鏡に写る自分を見た。
楓「えええええ!なあにいこれええ!(なーにーこれー)」
なんと楓の服装はひょっとこになっていたのだ。
ミルモ「きゃはははは!ミルモでポン」
今度は可愛らしい水色のリボンがついたワンピースになった。
楓「ありがとう!じゃ行ってくるよ!」
ミルモ「結木の機嫌を損なわないようにしろよ!」
そう言ってミルモはピースした。
楓が行こうと靴を履いたら・・・

ピーンポーン

チャイムがなった。

楓がドアを開けると、結木がいた。
楓「結木君!?来てくれたの?!」
結木「いやこいつが・・・」
結木がいい掛けた時
楓「リルムちゃん?」
リルム「楓さま!御機嫌よう!」
ひょこ
結木のかたからもう一人水色の服を着て黄色い髪をした
可愛い女の子が出て来た。
楓「こっちは?」
ミルモ「どうした?新妖精か」
ミルモがきた。
ミルモ「あ!ピースじゃねえか!」
楓「ピース?」
リルム「ピースさんは私達のお友達ですの!」
ピース「二人とも久しぶりだね‼あと、こちらの方は・・・
楓「楓だよ!初めまして!宜しくね‼」
ピース「楓・・・良い名前ですね‼初めまして!楓さん」
2人はあっという間に仲良くなった。
ミルモ「でもこいつリルムみたいな奴だから…」
楓「ふうん!それほど可愛いんだ‼」
リルム「私可愛いのですか?////」
ピース「リルムちゃんに似ているんだ‼」
そう言うとミルモは不安そうに
ミルモ「い、いやあ」



■ まみいー (27回/2013/05/04(Sat) 23:44:32/No5284)

2話 ピースはリルムに似ている?宝探し大作戦

ミルモ「なんでもない!今のは忘れろ!
ま、お前らの頭脳じゃ
一生分からないからな‼あは・・あはは」
皆「え?」


翌日
ーーーー結木の家ーーーーー
松竹「というわけでどこがいい?」
今度のゴールデンウィークGWに松竹が経営する所に
行く事になったらしい。
結木「俺は別にどこでもいいけど・・・
洞窟とかはあるのか?」
松竹「もちろん!平井!」
平井「はい!ひらっ!」
そう言うと平井はホワイトボードを持って来た。
松竹「説明お願い!」
平井「ハイ!」
平井はホワイトボードに図を描きながら説明を始めた。
どうやらそこは元から洞窟だったらしい。
そこを松竹会社が安全に作り変えたらしい。
そこで宝探しができる。

という説明だった。
楓「へえー」
松竹「どう?皆の意見はもう無い?皆これでいいの?」
楓「うん!いいよいいよ!」
ミルモ「俺も賛成!」
リルム「ミルモ様が賛成なら私も♪」
安純「なかなかいいじゃない?」
ヤシチ「拙者も賛成!」
ムルモ「僕は別にどっちでもいいでしゅよ!」
ピース「私もいいと思う!」
結木「皆いいのか?」
松竹「それじゃあ、洞窟で宝探しに決定‼‼」
楓「やったーーー!楽しみ!」
安純「あら!そんな事で騒げる南さんってほんっと
単純。」
結木「俺も結構楽しみだけど。」
安純「実は私も楽しそうだと思う!」

結木「でも何で俺の家で?」
その後、皆は解散し、それぞれ自分の家に帰った。

ーーーーー楓の家ーーー

楓「ああ!楽しみだな!」
ミルモ「そうか?洞窟ならガイアの里に行く時
通ったじゃねーか!」
楓「そうだったね!あはは!」

ーーーーー結木の家ーーーーー
ピース「明日、楽しみだね!」
リルム「そうですわね!」
ピース「早く明日にならないかな」
リルム「タイムスリップできたらいいですわね!」
ピース「途中で疲れちゃうかも」
リルム「そうですわ私たちでお弁当を
作ればいいのですわ!」
ピース「それはいいね!皆の役にも立てるね!」
リルム「その通りなのですわ!」
その晩2人はお弁当作りの特訓に焼けくれた。
リルム「ここは…なんですの?」
ピース「ここはね…ほら」
2人はずっと特訓した。
なので、台所はずっと物音が聞こえていた。
失敗しながらも諦めず一生懸命がんばって
お弁当作りをした。
そしてやっと
リルムピース「できたー‼‼」
リルム「早く皆に食べてもらいたいですわー!」
ピース「そうだよね!自分の作ったお弁当を
食べて貰うのは嬉しいことだよね!」
ワイワイ言いながら 最後の仕上げをする。
ピース「包むものは私が持ってるよ!」
そう言ってピースは可愛いレースがついていて
真ん中にリボンがついた風呂敷を広げた。
リルム「まあ!こんなに可愛い風呂敷は見た
事もありませんわ!」
ピース「でしょ!ミモモショップで買ったんだ。
どんなに大きなものでも包めちゃうから
こんなに大きな弁当だって包めるの!」
そこには70cm程の特大弁当があった。
ピース「少し大きすぎるけど…ま、いっか」

そしてピンク色のマラカスで風呂敷に向かって
魔法をかけた。

ピース「ピースでポン!」

ピースの魔法で風呂敷は弁当をあっという間に包んだ。

翌朝 AM6:30

結木「ふわあ~~よく寝たあ」
リルム「おはようございます」
ピース「おはよう」
結木「ああ!」
結木は起きると洗面所に行って歯磨きをして顔を洗った。
そして朝ごはんを食べようと台所に行くと

バーーーーーーーーーン

と机の上に大きな弁当があった。
結木「な、なんだこれ!」
ピース「昨日の晩から作っておいたお弁当なの!」
結木「そ、そうか(~_~;)大き過ぎじゃないかこの弁当!」
ピース「細かい事は気にしない気にしない‼」
結木「ああ。そうしとく。」
結木は朝ごはんの白飯とサラダを食べ終えた。

一方楓の方は・・・

ーーーー楓の家ーーーー

AM7:00
ミルモ「おーきーろおーかーえーでー」
ミルモが大声で叫ぶ。
どうやら楓はなかなか起きないらしい。」
楓「ミルモうるさい!今日はGWなんだから、
寝坊しても遅刻しないでしょ!」
楓はまだ寝ていたい様だ。
ミルモ「ああ?何言ってんだ!今日は洞窟で
宝探しするんじゃなかったのか?」
楓「そうだったああー!」
楓が慌てて起きる。
そしてタンスの中から前、ミルモに魔法で出してもらった
ワンピースを出す。
楓「ああ!どーしよー!急がなきゃああ!
ていうかミルモなんでもっと
早く起こしてくれなかった の?」
ミルモ「何言ってんだ!6:30からずっと
起こしてたんだぞ!」
楓「うそー!」
ミルモ「ほんとだ(♯`∧´)」
そして楓はすぐに支度を済ませてすぐさまミルモ
を連れて靴をはきながらドアを開けた。
そして慌てて走る。あるアパートへ向かった。
そのアパートに着いてチャイムを押した。

ピーンポーン

チャイムの音が部屋中に響き渡る。

ガチャ

ドアが開いた。
中から出てきたのは安純だった。
楓「ええ!何で?ここ結木君の家でしょ
何で日高さんがいるの?」
すると奥から結木が出てきた。
結木「悪い南。日高がいて」
楓「ぜ、全然大丈夫!」
そしていつもの登校のように松竹の家に向かった。
ピースは初めての光景に驚きだった。
そして着くと
ピース「うわああ!ここが松竹さんの家?豪邸だね!」
そして中に入ると広い廊下があった。
ピース「うわあああ///すーごーい!」
松竹「やあ!来てくれたんだね!」
平井「お入り下さい!」
そしてある一室に案内してもらった。
平井「こちらで、待っていてください!ひらっ!」
平井はそう言うとカップに紅茶をついだものを
4つ置いて行ってしまった。
楓「平井さんどこ行ったの?」
松竹「懐中電灯を取りに行ったんだよ!
洞窟は暗いからとても懐中電灯なしじゃ
歩けないよ!まいごになるね!」
松竹が紅茶をそそりながらいいます。
結木「そういうことだったのか!」
そして丁度皆が紅茶を飲み終わった頃平井が
懐中電灯を持って帰ってきた。
平井「それでは行きましょう!洞窟は危ないことが
いっぱいありますので私が案内します!」
松竹「有難う!平井!」
そして遂に洞窟の中に入った。
奥に行けば行く程暗くなる。
しかし懐中電灯があったので救われた。

ピチャン

音が洞窟の中に響いた。
楓「きゃあ!」
松竹「うわああ!」
安純「いやああ!」
皆結木にくっつく。
結木「水溜りに雨が漏れて落ちた音だよ!」
すると松竹がすぐ立ち直って
松竹「そうさ!ここはいくらなんでも洞窟さ!
土でできているから雨水が溜まって
土が水をすっているんだ!」
得意げに言った。
安純「あんた、さっきまでビビってたくせに」
とそうこうしているうちに平井の姿がない。
どうやらはぐれてしまったらしい。
懐中電灯は一人ずつあるが、どのみちに進めばいいか
分からない。皆はとにかく勘で進むしかなかった。
どんどん奥へ進んで行く。その度に皆は不安になって行く。
ミルモ「なんか妙な匂いがしねえか。」
ミルモが言った。そして突然皆の前に巨大な百足が
出てきたのだ!
楓「私百足嫌いなのにいいー!」
皆はがむしゃらに逃げ続ける。
するとムルモが

ムルモ「ムルモでポン!」

ムルモの魔法で百足は操られて何処かへ行ってしまった。
楓「はぁー恐かった。」
皆は変わらぬペースで歩く。
するとそこが抜けて皆は真っ逆さま。

皆「うわああああーーーー」

着いたのは不思議な所だった。景色は変わってはないはず。
しかし、皆は不思議な力を感じた。
結木「変わっているな。」
安純「妙な所にきちゃったわね!」
ミルモ「疲れた〜」
ミルモが一言言った。
するとリルムとピースが
リルムピース「待ってました!その言葉!」
そう言って特大弁当をだした。
ミルモ「げっ!いい!クソまずい料理は食べたくねえ」
この暴言にミルモはピースに火を付けた。
ピース「何だって?見た目だけで判断するな!」
皆「え?」
ピース「一生懸命がんばって作ったお弁当なんだ!
酷すぎる‼‼リルムに悪いことをしたと
思わないか?食べてもらえたらと思って
徹夜で頑張ったんだぞ!
手に火傷ができるまでな!」
ミルモ「火傷?」
そう言ってリルムの手を見た。本当にリルムの手は
火傷だらけだった。
ピース「わかったか!リルムがどれだけお前を思ったか」
ミルモ「ああ。俺が悪かった。まさかリルムがここまで…
俺は食べるぜ‼」
遂にミルモはいった。そして風呂敷を開けて
弁当箱の蓋を開けた。
それはお弁当とは言えないものだった。
しかしリルムはこれ程自分の事を思ってくれたとおもうと
嬉しくてたまらなかった。
ミルモ「う…ううパクっ」
ミルモは我慢して得体のしれない物を食べた。
ミルモ「あ…れ?」
食べ物だ。美味しかった。口どけも滑らか。
リルムが特訓をした成果だ。
ミルモ「パクっパクっ」
次々と口に運ぶ。
リルム「ミルモ様?お味は…。」
ミルモ「美味しいぜ!リルムお前やればできる
じゃねーか!」
リルム「♪」
とってもリルムは嬉しかった。
見た目はアレだが味には特訓の成果が出ていた様だ。
ピース「良かったね!リルムちゃん」
皆「リルムに似ているってそういう意味だったのか!」
ピース「え?やっぱり可愛い?」
そしてミルモは特大弁当を全部平らげてしまった。
リルム「まあ!ミルモ様!」
そして風呂敷に包んで収めようとすると…
風呂敷が勝手に動きだしミルモを包んでしまったのだ。
ミルモ「なんだこれ〜!」
リルム「ミルモ様?大丈夫ですの?」
ミルモ「動けねえ〜」
なんとミルモは風呂敷に体を包まれ身動きが
とれなくなっていたのだ。
楓「大丈夫?」
するとリルムとムルモとヤシチの楽器が光った。
リルム「3人のセッション魔法ですわ!」

リルムムルモヤシチ「…でポン!」

するとミルモはゴールデンな輝きを放った。

ミルモ「んんんんおりゃああ!」
ミルモはあっという間に風呂敷から抜け出した。
ミルモ「一体なんだったんだ?」
しばらく進むと奥から人影が見えた。
楓「だれだろう?」
近づいてみる。すると
沙織「楓‼‼」
なんとその声は沙織だった。
楓「沙織!なんでここに?」
沙織「まよっちゃったの。」
楓「そうなの!会えて良かった!」
沙織「私もよ!でもミルモは女装するようになったの?」
ミルモ「ちーがーう!俺はこっちだよ!
あっちは俺の友人のピース。」
ピース「よろしく!」
沙織「宜しくお願いします。」
挨拶をして今までの事を全部沙織に話した。
沙織「そうだったの。いろいろ大変ね。平井さんも!」
楓「そうだね!」
ミルモ「何が大変だ!楓なんかいった。今日は
せっかくのお宝探しだっていうのに寝坊するんだぜ!」
沙織「そうだったの?」
楓「ミルモのおしゃべり!」
ミルモ「へへーん!」
楽しそうなおしゃべりをしていた。
???「久し振りだな!ミルモ」
ミルモ「この声は!アクミ!!」
アクミ「よくわかったな!」
ミルモ「さてはあのいたずらはおまえか!」
アクミ「そうさ!盛り上がっただろ!」
ミルモ「~~~」
アクミ「そういえばお前らなにしに来たんだ?」
ミルモ「おうおう!実はな宝探しに来てたんだよ!」
アクミ「面白そうじゃん!」
ミルモ「一緒にやるか?」
アクミ「おう!」
沙織もアクミも一緒に宝探しを始めた。
結木「シャベルはあるとして問題なのは掘る場所だな。」
そして手分けして探す事にした。
そして皆汗だくで掘った。
すると

コンッ

ミルモとアクミが掘る場所でシャベルが何かに当たった。
するとミルモが
ミルモ「おい!なにかあたったぞ!」
アクミ「ああ!コツっていったんだ!」
すると皆が集まってくる。そして皆で掘ると
宝箱が出て来た。
沙織「随分アンティークな宝箱ね!」
そして、宝箱の中を開けると眩しい光が溢れた。
目をこらして見ると一本の金色の薔薇があった。
その美しさに誰もが見とれた。すると
そこから妖精が出てきて言った。
???「私を出してくれて有り難う!私はローズ。
お礼に望みを叶えるわ!」
そう言い残してその妖精は消えて行った。
そして 何処からか声が聞こえた。
松竹「この声は」
楓「平井さん!」
平井「坊っちゃまたちーーー」
どうやら平井はルートを間違えたらしい。
平井「ごめんなさい!平井!平謝り!」

そうして薔薇は松竹の庭に植えておく事にした。
その後、沙織たちはここでまた一緒にいられる事になった。
これが皆の望みだったのか。

今日起こった不思議な事は一生わすれられない
皆にとっていい思い出となった。
















■ まみいー (29回/2013/05/09(Thu) 22:36:52/No5291)

3話 ピースのパートナー探し!

ここは妖精界。妖精界のお菓子デパートという
デパートのマカロンコーナーにただ1人水色の猫型の
帽子を被っていて黄色いカールの可愛い妖精がいた。
その妖精の名前は『ピース』。
ピースはある悩みを抱えていた。ピースには中の
いい友達がいた。その名も妖精界の王子『ミルモ』
その婚約者『リルム』だった。その2人と他の友達
と一緒に遊んでいた。しかし、突然2人は人間界に
行ってしまった。まだその事を知らなかった頃
ピースは毎日妖精界中2人を探し回ったり
2人の家(城)なども毎日訪ねていた。
そして遂に人間界に来て会えたというわけだったのだ。
しかし2人の居場所は人間界なのである。
妖精界とは遠く離れた場所だ。
ミモモに頼めばいけるが何時も会える、というわけ
ではない。パートナーだって探せればいいでは
ないのか。何度もそう思った。しかしその意見に親は
大反対だった。

父「何を言ってるんだ!!お前は何時もそれだから…」
父はそういうばかりだった。ピースの父は昔から
頑固で自分の思う通りにならないと気が済まない
人だった。
母「まあまあお父さん…でもねピース!
諦めちゃいけないわピースは誰にでも勝てる
強い人になりなさい。誰かに負けて人生を
崩してしまう様なそんな人にはなっちゃダメ!
あなたは今のまま真っ直ぐに突き進んでいれば
それで良いのよ!」
母はいつもそう言葉をかけてくれた。
ピースの心が折れそうになったときもこの言葉が
支えだった。母の優しい言葉が母がいなかったら
ピースはきっと仕事ざんまいで希望、未来、夢、を
失っていたかもしれない。それ程の心の
支えだったのだ。
ピース「よし!言ってみよう!」
そう一言つくと何処かへ飛び立ってしまった。

そこはピースの家だった。ピースは不思議な形の
ドアを開けた。

ガチャ!

ピースは中にはいると
ピース「ただいま!」
元気よくとは言えず、不安そうに言った。
父「どこで遊んでいたんだ!家はミモモショップの
商品作りの工場なんだぞ!!そんなんじゃダメだ!」
そうだ。ピースの家はミモモショップの工場を
やっていたのだ。しかし、父はお帰りとも言わずに
いきなりピースに怒鳴りつけたのだ。
母「あら、お帰りなさい!」
母は笑顔でそういいながら微笑んだ。
ピースはすごく不安だった。その顔にはいかにも
不安かが見えてくる。
母「どうしたの?そんな顔して!言いたいことが
あるんじゃないの?」
さすが母だ。ピースの異変にいち早く気づいた様だ。
ピースの手はもうブルブルガクガクしていた。
母「落ち着いて!」
そう言うと母はピースの手を優しく掴んだ。
するとピースは落ち着いておそるおそる言った。
そして家に帰って来た理由を言った。
母「そうだったのね。でも怖がることなんてないわ!
言ってご覧なさい。」
母はそう優しく笑いかけた。そしてピースに勇気が
出てきた。そして
ピース「あ、あの!お父さん!相談があるの!」
ピースは言った。ここまで来るともう言わなけれ
ばならない。本当は凄く不安。お父さんだからだ。
反対されるかもしれない。
ピース「私は!人間界で暮らそうと思う!人間界で
新しい道への扉を開きたいの!
それが私のしたいことだから!せっかくの
人生!無駄にしたくないの!」
ピースは心の内を明けた。ピースは心臓の音が
聞こえそうなくらいドキドキしていた。
父「なにいってるんだ!お前は工場を引き継がないと
ならないんだぞ!大体な!お前は何時もそうやって
わがままばかりいって!」
ああ、やっぱり…こうなるって分かってた。
…はず…なのに…。賛成される確率は低い。
でもそんな確率でも人間界に行きたかった。でも…
もう…
ピースはショックでショックで仕方がなかった。
父「そう…思ってた。よし!人間界に行くのだけは
認めてやろう!昨日な母さんにいわれたんだ」

ーーーー回想ーーー

父と母がリビングで話し合っていた。
ピースの問題だ。その件は今、一番重要だからだ。
ピースはその話は聞いてはいない。

母「何でピースの言うことを全部否定するの?
ピースは何も悪くないはずよ?
あなた、もう少しあの子を違う目で
見てあげれない?あの子もあの子なりに
考えがあるの!あの子は自分で行くべき道を
見つけたのよ!それを受け止めてあげるのが
親でしょ!」
父「でも工場が…お金が…」
母「違うでしょ!あなた、お金より大切なものが
あるでしょ」
父「大切なもの…?そ、そうか…私は大切なものを
忘れていたようだ。」
母「それじゃ!あまり叱らない方がいいわ!」
父「…そうだな…」


ーーー回想終了ーーー
父「だからお前はいつまでも子供だと思っていた。
でも違った。お前はどんどん大きくなっていって
もう自分の意思を持てるようになったんだな。
そしてもう未来へ向かって羽ばたこうとして
いるんだな」

ピースは心の中で有り難うと合図した。
そして今日は妖精界で寝た。

翌日
ピース「いってきまーす!」
父「後悔するなよ!」
翌日ピースは元気に家を出た。向かう先は
ミモモショップ。そこで、ピースはマグカップ
に入った。

その頃楓宅では
ミルモ「何もする事ね〜な」
ミルモが尻をポリポリかきながら言う。
楓「そう?あーあ暇だな〜結木くん何してるかな」
楓が言う。
そこでタンスからファンシーショップの
店長が荷物を持って出てきた。
そして荷物をおいて戻っていった。
そこにはピンク色の水色の線の模様をいていた
マグカップが置いてあった。
ミルモ「このマグカップは」
楓「きっと」
ミルモ達がそう言い終わらない内に

ポン!

マグカップから音を立てて1人の妖精が現れた。
そうあの妖精ピースだ。
ピース「こんにちは!楓さん!ミルモくん!」
ピースは地獄から抜け出したような笑顔で言った。
当たり前の事だ。あの困難なところから希望が
見えたのだから。
ミルモ「ああ!ピースか。来てもいいけど
今日は何にもする事がね〜ぞ!暇になる
だろうな!それでもいるのか?」
ミルモは酷い言い方をした。本人は今度は頭を
かいている。
楓「なにいってんの!ピースちゃんごめんねえ〜
ミルモ!なんて酷い言い方なのよ!
そんな追い出す様な言い方をして!
あり得ないよ!親友にまでそんな言い方を
するなんて!」
楓は怒った。まあ無理もない。ミルモは呑気だ。
ピース「楓さん大丈夫!今回は!遊びに来た訳
じゃないから!こっちから用事を持って
来たから!」
楓ミルモ「用事?」
ミルモ達が聞き返す。
ピース「そう!私、やっとの事で人間界にパートナー
をつくる許可を得たの!長かったあ〜
この道のり!というわけだから
パートナー探し、手伝って!」
そう。ピースはミルモ達にパートナー探しを
手伝ってもらおうとしていたのだ。
しかし、パートナー探しはそう簡単な事ではない。
楓「いいよ!丁度何か手助けしたいとおもってたの!」
楓は人助けや人に喜んで貰う事をするのが
大好きだった。
しかしミルモは
ミルモ「えーめんどくせ!」
だらけていて全く調子が読めない。
楓「ミールーモー!一緒に来なさい!友達でしょ」
楓はプンプンしながらミルモを無理矢理一緒に外に
連れて行った。
外を歩いていても見つからない。
見つかるはずが無い。
楓「そうだ‼他の人にも手伝ってもらおう!」
楓がクタクタしていた足に気を取り直していった。
ミルモ「他の人って結木の事か?」
ミルモがからかう様に言った。
すると楓の顔が一気に真っ赤になった。
ここで初めてピースがきづいたことがあった。楓
が結木の事を好きと言う事だ。今まで
誰もその事を言わなかったからだ。
隠していたわけではない。
そして結木の家へ向かう。結木の家はアパートだ。
楓がチャイムを押そうとすると結木の家の
ドアが開いた。
中から結木が出て来たのだ。
結木「どうしたんだ?」
結木がいつもと変わらぬ冷静に言う。
楓「あのね!ピースちゃんがパートナー探してるの!
だから結木君に手伝ってもらいたくて///」
結木はどうやら図書館に行くところだったらしい。
だが、わざわざその足を止めて、
結木「ああ。いいよ。そういうことなら」
結木は一緒について来てくれる様になった。
ミルモは柔かな顔をしている。面倒臭いなんて言って
たけど、本当はそんなことは思っていなかったのだ。
親友だから。リルムとは違う目で見ている。
友情関係。リルムは愛情関係?だ。
今日は一生懸命探した。しかしどれだけ探しても
パートナーになれそうな人はいなかった。
ピース「あーあもう暗くなっちゃった。」
ピースが残念そうな顔をした。
楓「明日探せばいいよ!」
楓が声をかけて励まそうとする。
結木「けど、明日は学校なんじゃないか?」
結木がいう。
楓「そうだった〜〜明日一緒に学校に行こう!」
楓が慌てつつ言う。
ピース「うん!」
その言葉に励まされたのか嬉しそうな顔をした。

翌日
楓「ふわあ〜まだ眠いよ〜〜」
楓が目を閉じたまま目覚まし時計のスイッチを切る。
ミルモ「楓!毎回同じこと言わせんな!
おきろ!今日はピースと学校に行くんじゃ
なかったのか」
ミルモが今回も部屋中に響く声で言った。
楓「そうだった〜〜〜〜」
そう言うとピースと一緒に学校に行った。
ミルモ「ったく騒がしいやつだぜ!さてと、ケパパ!」
そう言うとミルモはケパパを出した。
ミルモ「行くぜ!」

ーーー学校ーーー

先生「よし!ホームルームだ。転校生がいる。
品沢 理恵ちゃんだ。」
品沢「理恵って呼んでください。」
そこからは茶色い髪の女の子がでてきた。
皆「この人って!(小声)」
そうこの女の子はヤシチの安純から逃げた時のあの人
だったのだ。

その頃ミルモケパパの2人は
ケパパ「ここからの反応が強いでやんすよ!」
そう言ったところは2-6だ。楓達のクラスだ。
ミルモ「本当にここか?」
ミルモが疑い深い表情で言った。
ケパパ「間違いないでやんすよ!ビビビッと
来たでやんす!」
ミルモ達が教室の中にはいると理恵がいた。
ケパパ「この人でやんすよ!やっぱり…100%でやんす!」
それからミルモは楓達にそのことを話した。

ーーー休憩ーーー

楓「これ、転入祝い!」
そう言って渡したのは勿論ピースのマグカップ。
理恵「有り難う!じゃあ!私、先生に呼ばれてるから」
そう言うと理恵は行った。そして戻ろうと
後ろを向くと沙織が立っていた。
楓「うわあ!びっくりしたあ〜」
沙織「驚かせてごめんね。どうかしたの?」
楓「実はねーーーー

ーーーすべて話したーーー
沙織「そうだったの。楽しみね。」
楓「うん!」

翌日
今日の登校。
楓「うまく行ったかな?」
楓が首をかしげた。
結木「気になるな。」
結木が言う。
すると後ろから理恵がきた。
理恵「南さんおはよう!」
理恵が声を掛けると
ピース「おはよう!」
ピースが理恵の肩から言った。
楓「うまく行ったんだね!」
ミルモ「当然だ!」

こうしてパートナー探しはめでたしめでたし
な終わりになったのでした。










■ まみいー (30回/2013/05/14(Tue) 22:04:20/No5296)

4話 クールな俊。ドジなサスケ。

通学路には沢山の中学生が登校している時間。
一番後ろから二番目で歩いている
のは理恵とピースだった。
2人は周りにばれないように少し怪しげに
こそこそと話していた。
理恵は制服のポケットにピースを
隠している。
理恵「私、実はね、好きな人がいるんだ!」
ピース「え〜そうだったの!」
ピースが理恵の話に驚き、大声を出した。
理恵「しっ!きこえちゃうよ〜」
理恵が慌ててピースの口を手で抑える。
ピースは苦しくなった。
理恵が手を離してくれると溜め込んでいた息を
大きく吐き出して、
ピース「何するの!そんな私が声
を出したくらいで騒いで!」
ピースは何故自分が声を出して口を覆ったのか
分からなかった。
理恵「周りの人に聞こえちゃう!
人形持ってる変な人だと思われるかも!」
理恵はどうやらヤシチと少ししか暮らしてないので
あまり妖精のことを分かっていないらしい。
ピース「え!知らないの?!妖精の声は
妖精とパートナーの人にしか
聞こえないし、姿も見えないんだよ!」
ピースは驚いた様子で言った。
理恵「えぇぇぇ!そうだったの?!」
理恵はあまりにも驚いたので、つい
声をあげてしまった。
その声で周りのもの達は皆こちらを見て
振り返る。理恵は恥ずかしさのあまり、
顔を赤くした。誰だって自分の大声はあまり
聞いてもらいたくないものだ。
恥ずかしい思いをしてしまう。
理恵は顔を赤くしながら周りをみる。
すると後ろの4人程の塊に目がいった。
それは勿論楓たちだった。
皆が向こうを向くと顔が元に戻り、
楓たちの方へかけていった。
そして楓たちの近くまで行ってすぐに
気付いてくれたのは楓だった。
楓「理恵ちゃん!おはよう!」
理恵「楓さん!おはよう!」
2人は太陽に負けないくらい輝いていて、
眩しい笑顔を見せた。
リルム「理恵さんたち御機嫌よう!」
リルムが挨拶する。
理恵「うん!初めましてだったよね!」
理恵も元気にリルムに近づいて言う。
リルム「こちらは楓さまのパートナーの
ミルモ様ですの!ミルモ様は
妖精界の王子ですの!」
リルムが言うとヤシチは凄くドキドキだった。
自分が妖精界の王子だと嘘をついていたからだ。
バレると思うとドキドキして心臓が
飛び出しそうなくらいだ。
理恵「ミルモくんが?」
ミルモ「へへ〜ん!」
ミルモは楓の肩の上で胸を張って威張っている。
◎誰も相手にしていない。
理恵「だってミルモくんが?え?でも…」
理恵の頭の中は混乱していた。
だって今までヤシチを王子だと思っていたからだ。
ヤシチ「何で言ったんだ!」
ヤシチが焦りつつ言う。
リルム「ずっと隠しているままはい
けませんわ!理恵さんも
パートナーがいるんですの!
本当の事を言わなければなり
ませんわ!」
リルムがヤシチに顔にしわをよせて言った。
ヤシチ「そ、そうだが。。」
ヤシチはリルムの言葉に少し怯みながら言う。
ヤシチはますます緊張してくる。
怒られるかもしれないと思うと恐くて
仕方なかった。
理恵「そうだったの!で、その隣にいるのは
本当のパートナーなのね!」
ヤシチ「何故わかる?!」
ヤシチは理恵の発言に驚きっぱなしだった。
理恵「ミルモくんが教えてくれたの!」
ヤシチ「ミルモが?」
そう言うとヤシチはミルモの方に顔を向けた。
するとミルモはVサインをしていたずらに
笑っていた。
ヤシチ「ミルモ〜〜〜〜〜〜」
ミルモ「へへ〜!」
ミルモとヤシチは何時もより控えめな
喧嘩を始めた。
そんな感じで登校して学校に着いた。


ーーー授業ーーー

2-1教室。松竹のクラスだ。
そこでは少しざわざわした雰囲気で落ち着かない
様子だった。皆、何処かウキウキしていて
何かを楽しみにしているかのようすだった。
松竹のクラスは席替えをして松竹の席は窓際の
後ろから二番目の席だった。そうはいっても
松竹の後ろの席は空席で誰も座っていない。
なんでもこの前、アクミの黒魔法がかかっていて
その席に座ると椅子からお尻がくっついて
取れなくなってしまっていた。
それから皆が椅子に座ることを恐れた。
しかし、まだアクミの黒魔法は解けていない。
すると前の方から声が聞こえた。
生徒A「転校生がくるんだってねー」
生徒B「どんなこかなあ〜」
皆、色々な話をしている。
松竹「いい人だといいな!」
ムルモ「可愛い女の子がいいでしゅ」
そして

ガラガラ

と先生が教室のドアを開けると雰囲気が一斉に
ガラッと変わった。皆が静まり返った。
そして先生が
先生「今日は転校生がいるんだ。いいよ!
入って来なさい。」
先生に言われて入って来たのはクールで、
スタイルも良い男子だった。
クールな目元に黒色の綺麗な髪。
その男子は王子と言っていいほどの
美形だった。
その男子は本堂 俊と名乗った。
そして俊は松竹達が座る後ろの席に座った。
しかし俊にはなにも異変は起きず、
静かに座っていた。
松竹が友達になろうと声をかけた。
松竹「ねえ!俊くんだったよね?
僕は松竹 香よろしく!」
俊「ああ。そう。」
俊はそれ以外なにも言わなかった。
ムルモ「無愛想なやつでしゅ!」
ムルモはストレートに言う。
俊「無愛想でもなんでもいい!」
俊はムルモに言われても落ち着いた表情で言う。
ムルモ「なんなんでしゅか!気に入ら
ないでしゅ!覚悟しといて
くだしゃいよ〜触覚…」
松竹「待って!」
ムルモが腹を立てて必殺技の『触覚ビーム』を
しようとしていた時松竹がムルモを止めた。
松竹「なんで妖精が見えるの?」
ムルモ「そうでしゅね〜」
2人が目を凝らして俊を見つめていた。
サスケ「ムルモだぜ!」
サスケの姿が俊の肩から現れた。
ムルモ「ああ!ヤシチしゃんの
おまけでしゅか!」
ムルモがからかうように言った。
サスケ「なんだぜ!」
サスケは足をバタバタさせて怒る。
松竹「ええ!君にも妖精が?!」
しかし何時の間にパートナーになっ
たのだろう?
サスケ「昨日、パートナーに
なったばかりだぜ!
一昨日思ったんだぜ!」

ーーー回想ーーー

安純「草むしりしといてね!サボったら
どうなるかわかってるわよね!」
安純が迫力のある顔で言う。
ヤシサスハン「はいぃぃぃぃぃ!」
サスケ「だぜ〜」
ハンゾー「なのら〜」
三人は何時ものように無理矢理
草むしりをさせられていた。
妖精三人だけの力では全部草は抜けない。
安純が頑張った方がよほど早くできる。
サスケ「あ〜あ。なんでオイラが
こんなことしなきゃならないんだぜ!
オイラにもパートナーがいれば
安純の家にはいかなくてもいいのに…
そうだぜ!パートナーをオイラも
探せば良いんだぜ!」
そう言うと早速ミモモショップでお願いしてくる。
中に入ると、ミモモがカウンターの前で立っている。
ミモモ「はいはい〜何の用ですか?」
サスケ「オイラにあいそうなパートナーを
見つけてそこに届けて欲しいんだぜ!
安純みたいな奴はやめてくれだぜ!」
サスケが説明をすると
ミモモ「はいはい〜クモモよろしくね!」
クモモに頼んだ。
サスケ「いや…あの…ミモモの方が…」
サスケがクモモは間違いが多いので駄目だと思い、
慌てて言い直す。
ミモモ「御礼なんて良いんだよ!」
ミモモはその言葉を遮り、お礼を言って
くれてるんだと勘違いをしていた。

翌日
サスケはミモモに言われた時間帯に
マグカップに入った。
そして出て来たら俊がいた。
確かに安純みたいな奴ではなさそうだが
優しい奴でもなさそうだ。
そして1時間サスケが挨拶するまで
2人は見つめあっていた。

ーーー回想終了ーーー

松竹「あ、ああ、そうだったの!」
サスケ「まだこれからだぜ!」
俊「どうかな?。。」


ーーー下校ーーー

楓「へ〜転校生。。どんな人?」
楓が夕日に照らされながら尋ねる。
松竹「本堂 俊って言うらしいよ。」
楓「それってもしかして!クールで無愛想な?」
松竹「え?知ってるの?!」
楓「うん。。幼馴染なの!」
楓が言った。
松竹「えええ!」
楓「でもあまり仲は良くないけどね!
松竹「そう!それなら良かった。」


次の日
理恵達が散歩に行っていた。
すると途中で俊たちにあった。
理恵「たしか…俊さんでしたよね?
松竹さん達から話は聞いています!」
俊「そう。。。」
相変わらず俊は無愛想だ。
サスケ「お!そこの妖精は?」
サスケが覗いた。
どうやらピースの事を言ってるらしい。
ピース「ピースだよ!よろしくね!」
ピースはかわいく言う。
サスケ「そうかだぜ!オイラはサスケ。
よろしくだぜ!」
サスケは凄く眩しすぎる笑顔で言った。
その顔から気持ちや性格がでてきた。
ピース「///」
ピースの顔は何故か真っ赤になった。
王子様にであったお姫様の様に。

the fin






■ まみいー (31回/2013/05/16(Thu) 17:30:07/No5298)

5話 ピースの恋

そこにはピースとサスケ。
理恵と俊がいた。
ピースは顔を真っ赤にしている。

ピース「う、うん…」

ピースは先程から口調が変わったようだ。
少し話しにくい様子だった。


理恵達の方も理恵が顔を赤めていた。
俊の事は始めから知っていたように。

理恵「あ、あの…もう時間だから!」

そう言うと理恵はピースと一緒に
すぐ俊達と逆の方向へ走って行った。
後ろで鈍感なサスケがポカンとしていた。

俊「行くぞ。」

すると俊がサスケをがっしりと掴み
ツンとして何処かへ行ってしまった。

理恵は家にいた。
綺麗で、ゴミ一つ落ちていない部屋だ。
そこのソファで考え込んでいた。

理恵「あ〜あ。あんな所で会うなんて。。」
理恵は驚いたような様子で言った。
ピース「え!理恵の好きな人って?!まさか…」
ピースは驚きを隠せない様子で行った時
理恵「そう!俊さん!」
ピース「でも何時会ったの?後始めて話した
感じだったし。」
理恵「始めて古本屋で見たの!そして顔から
性格が見えてて!一目惚れ!」
理恵が言った。
ピース「そうなの…」
ピースはそう言ってサスケとの事を思い出した。
ピース「ちょ…ちょっとリルムちゃんの
所に行ってくる‼」
ピースが気を取り直して窓から外に出て
行ってしまった。
ピースは沢山の家々が広がっている





■ まみいー (32回/2013/05/16(Thu) 18:36:58/No5299)



間違ってレスしたので続きです!
最後の「ま」は消しておいてください*

5話 (2) ピースの恋の行方






街の上をうちわを一心に動かして飛んでいた。
結木の家を目指す。


リルム「結木様〜何の小説読んでいますの?」

結木「『恐い犯罪』」

リルム「変わったタイトルですわね‼」

そう話をしているとチャイムがなった。
入って来たのはピースだ。
ピースは結木の勉強机でリルムと話をした。

ピース「リルムちゃん!実は相談があるんだけど」
ピースが恥ずかしそうに言った。

リルム「?」

ピース「実は…私、さっきからおかしいの!」

リルム「どうしたんですの!」

リルムは心配そうに言う。

ピース「サスケ君とさっきあったの!
サスケ君の笑顔を見ていたら引きずりこまれるように
胸がドキドキしちゃって…」

ピースは顔を赤くして言う。

リルム「それってピース様!!恋をしたのですか?」
リルムが驚いたような嬉しいような顔で言った。
ピース「そうなのかな…」

リルム「そうに違いありませんわ!」

リルムはこういう話には真剣になる。
リルム「そうと決まれば行きますわ!」

ピース「いくって…?」

リルム「もちろん!サスケさんの所!」

2人はサスケたちを探す。
一生懸命に街の中を捜す。
するとスタイルの良い男子の肩にのっているのは…
サスケだった。
すぐ飛んで行った。

サスケ「ピースだぜ?何のようだぜ!」

ピース「う、うん…」

サスケ「どうしたんだぜ?」

ピースは顔を赤める。

ピース「好きです…」

ピースは告白した。リルムも驚きを
隠せない。

サスケ「ピース…オイラは…ゴメンだぜ…」

ピース「うぐっ…」
ピースは瞳に涙を浮かべる。
ピース「だいじょうぶ!サスケ君が幸せなら私は…」
ピースは涙ぐみながら言った。
リルム「ピースさん…強いお方ですわ…」

ピース「私はサスケ君の幸せを祈ってるから」
そう言ってピースは飛んで行った。

家に帰ってピースは大泣きをした。
眼が腫れ上がるくらいに。サスケへの一目惚れ。
悲しい結末。

それでも私はあなたの前では泣かない。
心配させたくない。
あなたの幸せは私の幸せ。


私はあなたが好きだから。


お終い



■ まみいー (39回/2013/05/21(Tue) 23:06:26/No5311)

まみいーです!
オリフェが主役でしたね。
ピースのオリフェ紹介は
ふぁんたじーにて!

名前 本堂 俊

パートナー サスケ

突然転校してきた謎多き人物。
アクミの魔法がかかったものに触れても
何もならなかった。
無愛想で喋り方がボソボソしている感じ。
楓の幼馴染。
パートナーのサスケともあまり馴染みがない。




5312/ 楓と魔女様☆★
□投稿者/ まみいー -40回-(2013/05/22(Wed) 18:59:51)

オリフェ

1人目

ナナ

まじょなので魔法が使える。
アロマをパートナーとしている。
楓と同世代?
妖精達にも名を知られている。
ミモモショップとなんらかの繋がりが
ある店『なんでも魔女商会』の店をしている。
おさいほう魔女。
何と無く大人っぽい雰囲気をしていて
さわぐことはそうそうない。



2人目

ルーン

少し年寄りのような外見。
ギョロ目。
ミモモと繋がりがあって、
多分パートナー。
魔法陣魔女。
『魔法旅行支店』をしている。



ミモモショップと同じ商品を『なんでも魔女商会』は
取り扱っている。

4人目

ピーブ

楽器 声

菓子 クリームケーキ

コーラス・スターズの1人。
しっかり者。
かっこいい?


5人目

ボラジュ

楽器 声

菓子 マロンケーキ

コーラス・スターズの1人。
美しい?


6人目

フィッシャ

楽器 声

菓子 ショートケーキ

コーラス・スターズの1人。
服装がボーイズフアッション?


7人目

リース

楽器 声

菓子 カップケーキ

コーラス・スターズの1人。
可愛くて多分癒し系?


■ まみいー (41回/2013/05/22(Wed) 21:49:44/No5313)

一章ただいま魔法旅行中。

1話 夏休みの別荘旅行

ある不思議な森を楓は歩いていた。
楓が向かっている先はある一軒の家のような
店だった。
そこのドアには『リフォーム支店』という
ふだがゆれていた。
ここはゆいしょただしい魔法のお店
『なんでも魔女商会』の支店のひとつ。
古い服をお直ししてくれる店なのだ。
といっても、いつでもだれでもが、
このお店を尋ねられるわけではない。
ほんとうにご用があるだけが、ほんとうに
ご用がある時にだけ、いきつくことのできる
お店、それが『なんでも魔女商会』なのだ。
そして、おきゃくさまもたいていは
いろいろな妖精たちだった。
ところがどうした事か普通の人間の女の子の
楓だけは、いつでもこうして『リフォーム支店』に
やってくることができたのだ。
今日の『お洋服リフォーム支店』のドアには
こんな貼り紙がはってあった。
『お休みのお知らせ
夏休みにつき、ただいま魔法旅行中。

なんでも魔女商会 お洋服リフォーム支店』

楓はにっこりと笑って、勢いよくドアを開けた。

楓「おまたせ!アロマちゃん!ナナ!」
アロマ「これはいらっしゃいませ。
楓さま。すっかり準備はよろしい様でございますね。」
楓を迎えてくれたのはアロマだ。
いつも通り、緑色のドレスをきていて、
サラサラの髪がゆれている。
その奥では、この店の主人、魔女のナナが
まだのんびりとお茶を飲んでいた。
ナナは魔女や妖精たちの間ではちょっと有名な
「おさいほう魔女」なのだ。
ナナ「相変わらず、騒々しいわね、楓は」
2人はせも歳もちょうど同じくらいに見えたが、
ナナはまるで三百歳のように、いつも落ち着いて
いた。
楓「だって楽しみなんだもん。ナナ様の別荘に
いけるなんて。松竹くんのときはすごかったな…
誘ってくれてどうも有り難う。」
ナナ「誘ったですって?楓がどうしても
一緒にいきたいって言ったんじゃなかった?
お家の人にはなんて言ってきたの? 」
楓「なんにも」
と、楓はのんきにこたえた。
不思議なことに、ここでどんなに長く過ごしても
あまり時間が経っていないのだ。
ナナ「それも、そうね。うちの別荘で二、三日
過ごしてもナナが家に戻る頃には
今日の夕方になっているくらいですもの。
誰も心配しないわよね。」
そういってナナはまた一口お茶を飲んだ。
隣ではアロマが忘れ物がないかどうか、
荷物を念入りに調べている。
アロマは靴下や、歯ブラシがちゃんと
入っているのを確かめた後、
三本の丸いスプレーボトルを取り出した。
そして、その中身がまだ十分に残っているか、
どうか確かめている。
楓「ねえ、アロマちゃん。それはなあに?
香水?」

アロマ「いいえ、これは
『たちまちビーズスプレー』でございますよ、
楓さま。これを吹きかけると、
どんな液体でもたちどころに
ビーズになるという、たいへん便利な
スプレーでございます」
楓「わあ!すてき!ねえ、ちょっと
やってみてもいい?」
楓は、アロマからスプレーを借りると、
テーブルの上に落ちていた紅茶の雫に向かって
そうっとふきかけてみた。
すると、紅茶の雫はたちまちコハクのように
固まってツヤツヤと輝き始めたのだ。
楓「きれい」
楓は紅茶の雫をつまみ上げ、日にすかした。
中央には糸を通すあなもきちんとあいている。
アロマ「楓さまも別荘ではビーズ
作りを手伝ってくださいませ」
アロマはスプレーをしまいながら言った。
アロマ「別荘の近くに美しいひまわり畑が
あって。その花びらについた雫でいつも黄色い
ビーズをつくるのでございます」
ナナもこう言った。
ナナ「黄色いビーズはたんぽぽカーニバル
のドレスによくつかうでしょ。
だから沢山つくっておくの」
楓「そうだよね、たんぽぽカーニバル
ではみんな黄色いドレスを着るものね。」
楓は、はじめてここにきたときのことを思い出した。
その時はヤマネの注文で、黄色いドレスを、
ナナと一緒につくったのだ。
これから三日間。
どんな楽しい事がおこるのか、楓は、
ますます楽しみになった。


■ まみいー (42回/2013/05/23(Thu) 21:05:04/No5316)

2話 魔法旅行シート

ナナは紅茶を飲み終えると、お出掛けの為の
身なりを整えた。黒い服。大きな帽子。
それと放棄は、信用ある魔女の身だしなみだ。
記念写真を撮るときや、正式のパーティーでは
もちろん。「ちょっと近所へ」という以外の
お出掛けならたいていの魔女はこの姿をしている。
放棄を手に持つとナナはあたりを見回しました。
ナナ「さて、と。そろそろ出かけましょう
魔法旅行シートはどこ?」
アロマ「これはうっかりしていたわ。
物置から持ってこないと。」
そういうとアロマは慌ててキッチンへ入っていった。
そして奥の扉の前に立つと、大きな鍵束を手にとって
かちりと鍵を開けた。
この扉の向こうはこの前楓が覗いたときは
立派な温室だったが、今日は小さな
物置になっている。この扉は鍵の数だけ
別の部屋に繋がっているのだ。
アロマは物置に入るとくるくると丸まった
大きな紙の束を抱えて出てきた。
楓「これは何?」
アロマ「『魔法旅行シート』でございますよ。
これがないと楽しい旅行には行けないので。
えーっと、別荘行きの旅行シートは
確か……」
楓「魔女って、放棄で旅行するんじゃないの?」
ナナ「放棄ですって!おおっ、いやだ!」
後ろから身震いするナナの声が聞こえてきた。
ナナ「こんなものに長い時間、
乗っていられやしないわよ!
そもそも、こんな細い棒に
どうやってゆったり座ることができて?」
ナナが顔をしかめながら自分の放棄を見るので
楓はちょっぴりがっかりした。
魔女の乗り物はほうきだってきまっているのに
と思ったのです。
アロマ「そうはいっても、放棄は気晴らしの
散歩にはもってこいなのですよ。
まあ、最近はファッションの一部として
お持ちになる魔女も少なくないですが」
と、アロマはここまで言ってから、急に楓に
かおをちかづけて声を小さくした。
アロマ「ナナさまはそのう、放棄に乗るのが
少しばかり苦手で」
その声を遮るように、ナナが丸まった紙を
一枚広げて見せた。
それはピクニックのときに敷く敷物に似ていたが
そこには楓が見たこともない不思議な
模様が書いてあった。
何十にもかかれた大小の円。
その間がいくつにも区切られていて
一つひとつにいろいろな模様やマークが
かいてあるのだ。
ナナ「この模様は魔法陣っていって
人やものを運ぶ力があるのよ」
楓「わあ……、すごい!」
ナナ「でしょ?この魔法陣の中に立って
『イルマパナ』とだけ呪文を叫べば
もう目的地についているってわけ。
放棄なんてめじゃないわ」
楓「こんなに沢山あるってことは一枚ずつ
行き先が違うの?」
アロマ「うん。行き先によって少しずつ
模様が変わっているの。別荘行きの
魔法旅行シートはこれ。
それから、『リフォーム支店ゆき』の
シートも、持っていかないと。
帰ってこられなくなってしまうの。
この魔法陣は全て『魔法旅行支店』
ミモモショップの魔法陣魔女やミモモさまが
かいたものなのですよ。」
楓「じゃあ、これも『なんでも魔女商会』で
売ってるの?」
アロマ「はい。『なんでも魔女商会』の
魔法旅行シートでしたら安全確実。
万一故障した場合のアフターサービス
つきですからね。妖精なんでも通販でも
売っているの」
よくみると魔法旅行シートの端っこに
『なんでも魔女』のマークとミモモマーク
がついていて、『アフターサービスつき』
というシールがはってあった。


■ まみいー (43回/2013/05/24(Fri) 20:21:16/No5319)

3話 ここはどこ?

アロマは別荘行きの「魔法旅行シートを
店の中央に広げた。
そして、シートの魔法陣のなかに、
荷物を上手につみあげていった。
それが終わると、いよいよ楓達が
魔法陣のなかに入るのだ。
アロマ「楓さま、なるべくまんなかに。
魔法陣の円に立っていなくてはいけないの」
楓「こうやって立ってるだけでいいの?」
楓は急に不安になって、小さな声でそうきいた。
そんな楓にナナはニッコリと頷いて、
それからおもおもしく呪文を唱えた。
ナナ「イルマパナ!」
すると一瞬桃色の煙が魔法陣からぱっと
たちあがった。
楓は驚いて目をぎゅっとつぶり、
積み上げた荷物にぐらりとぶつかった。
その時一番上に乗っていた「リフォーム支店ゆき」
の魔法旅行シートが魔法陣の外へ
転がり落ちてしまったのだ。
アロマはあっと叫んだが、間に合わなかった。
そうして楓がそいっと目を開くと、
煙の向こうにリフォーム支店とは違う
部屋が見えたのだ。
上品なピンクの壁。真っ白なテーブルと
ソファ。それに美しい暖炉。
そこは「お洋服リフォーム支店」より
ずっと大きくて立派だった。
ところがナナがとんでもないことを言ったのだ。
ナナ「ここ、どこかしら?」
楓「え?えー!ここ、ナナさまの
別荘じゃないの?」
ナナ「もちろん違うわ」
こんなことになってまで、
ナナは落ち着いているように見えた。
一方魔法旅行が初めてのナナの方は
大慌てだ。
楓「ど、どうするの?ナナさまが呪文を
間違えたんじゃ…」
ナナ「失礼ね!間違えるもんですか。
あんな簡単な呪文。」
楓「そうだよね…」
その時、あたりを見回していたアロマが言った。
アロマ「どうやら、ここは『魔法旅行支店』
のようだわ。ほら」
アロマが指差した先には、
「魔法鍵付きの旅行スーツケース」や、
いろいろな種類の魔法旅行シートが
並んでいた。
ナナ「ほんとうだわ。でも、どうして
『魔法旅行支店』についちゃったのかしら?」
ナナはそういって、「アフターサービス魔法つき』
とかいてあるシールをじっと見つめた。
ナナ「壊れたのかしら?」
楓はここが『なんでも魔女商会』のお店と分かって、
ホッと一安心した。とたんに、この魔法のお店を
見て回りたい気持ちがむくむくとわいてきた。
ここには旅行に便利な品物が沢山並んでいる。
「どこの国の食べ物でもたちまちあなた好みの
味に!」とかかれた魔法塩。
「砂漠で、ジャングルで、北極で、
美味しいコーヒーはいかが?」というカップ。
この「いれたてコーヒー呼び寄せ魔法つき」
のカップ。そこには魔法陣がかいてあった。
でも、楓が一番興味を持ったのは
旅行パンフレットだ。大きな棚にいろいろ
な旅行のパンフレット沢山並んでいた。
楓はまえ、結木と海に行った時の駅にある
「北海道」や「ハワイ」、「パリ」とかいて
あるパンフレットを思い出した。
綺麗な写真がいっぱい載っている旅行の
パンフレットだ。
でも、ここにあるのはちょっとかわっていた。
行き先は「北海道」でも「ハワイ」でもない。
「ドラキュラの城にとまるトランシルバニア
の旅」とか、「ヒマラヤの雪男とすごす
ひんやりバカンス」とかなのだ。
そして、どのパンフレットにも、スタイル
抜群の美人魔女がニッコリ笑っている写真が
載っていた。
一方、アロマは心配そうな顔でナナを
見上げた。
アロマ「実はナナさま。困った事に
なってしまって。『リフォーム支店ゆき』の
魔法旅行シートを落としてしまったようで。」
その時、店の奥のドアが開いて、1人の
妖精とおばさん風の小柄な魔女が入ってきた。


■ まみいー (44回/2013/05/27(Mon) 11:36:40/No5322)

4話 魔法陣魔女 ルーン

???「いらっしゃいませ。
どんなご用ですか?」
1人の妖精が慣れている様子でそう聞いた。
ナナ「私達、別荘に行くところだったの。
そうしたら、どういうわけか、
此処へついてしまったってわけ。」
そう聞くと、魔女は驚いて、腰に手を当てた。
魔女「おやまあ!珍しいこともあるものだね」
そして、くるくるとよく動くギョロ目で
にっこりと笑った。
魔女「うちのシートには
全部アフターサービスの魔法が
かかっているからね。
故障した時は自動的に此処まで
飛んでくるようになっているんだよ。
でも、そういう時には、誰も乗せず
にくる様になっているんだけどねえ。
でもまあ、とにかく、謝らなくちゃね。」
うちの商品が飛んだ迷惑をかけちまって。
あたしは魔法陣魔女のルーン。
こっちはあたしのパートナーの
ミモモ」
楓は心のなかでびっくりした。
ミモモが魔女とパートナーと
は思わなかったからだ。
ナナ「はじめまして。私はおさいほう魔女の
………」
ルーン「知ってるよ。
リフォーム支店のナナでしょ?この前
魔女新聞に載ってたもの。
あのたんぽぽカーニバルの
ドレスは素敵だねえ。
すると、こちらの妖精さんは
アロマちゃん。
それから……」
楓「楓です。あの……、人間です」
ルーンはちょっと驚いたが、
すぐににっこりと笑った。
ルーン「こんにちは。人間の
楓。会えて嬉しいね。
さてと、じゃあ、
魔法旅行シートを拝見」
ルーンはレンズで、魔法陣をなめるように
調べた。
そして顔を上げると、三人を
数える様にしてみわたしていった。
ルーン「これ、二人乗り用の様だけどね」
ナナ「ああ……!そうよ!そうだったわ!」
ナナが叫んだ。
ナナ「うちのシートは、全部二人乗り用
なのよ。だって、アロマと2人でしか
使わなかったから。」
楓は急に気まずくなってうつむいたが、
ルーンはこう言った。
ルーン「大丈夫。たぶん、
それでちょっと調子が悪くなったんだろうよ。
すぐなおるさ。
三人乗り用にかきかえるなんて、
わけないからね」
それを聞いて、楓はほっとした。
ナナ「じゃあ、早速修理してもらえる
かしら、ルーン?」
ルーン「それがねえ、ナナ。
そうしてあげたいんだけど。
夏休みになると
皆旅行に行きたがるだろう?
それで、『魔法旅行支店』は
大忙しなのさ」
ルーンはそう言って、すまなそうに
紙の束を見せた。
それは、魔法旅行シートの
注文がかいてある紙の束だった。
世界中の魔女が、
こうやって送ってよこすのだ。
ナナも今までに何度も手紙でルーンに
注文したことがあった。
ルーン「だからね、ナナ。
悪いけど、ちょっと待って欲しいのさ。
明日か明後日には直すから。
そうだ!良かったら、二、三日
此処にとまってもいいんだよ。
そうおしよ?ねえ!」
楓とナナが戸惑って顔を見合わせていると、
ルーンはこう続けた。
ルーン「この『魔法旅行支店』はね、
ちょっとしたホテル
みたいになっているんだよ。
といっても部屋は五つだけどね。
そこが今丁度一つだけあいていてね。
でも大丈夫!一番大きい
部屋だから三人で泊まるに
は広すぎるくらいさ」
ナナ「でも……」
ナナが何か言いかけると、
ルーンは一枚のパンフレットを
ナナの目の前にさしだした。
ナナ「『コーラス・スターズ』
夏休みコンサート?」
そこには、コーラスグループの
四人の妖精達の写真が大きく載っていた。
メンバーは、キラキラ輝いている
目の妖精や、リボンを帽子に付けている
妖精、大人っぽい雰囲気の妖精と、
ムルモ達くらいの妖精だ。
ルーン「コンサートは明後日の夜。
近くの湖にコンサートを
つくってやるんだよ。
これを聞き逃す手はないだろ、ナナ?」
ナナ「もちろん、聞きたいわ!」
ナナが珍しく興奮しているので、
楓はびっくりした。
楓「『コーラス・スターズ』って有名なの?
アロマちゃんも知ってる?」
アロマ「ええ、それはもう。
最近、魔女や、妖精界の間では
人気No.1のコーラスグループなのです」
ルーン「メンバーはいろんな
妖精の集まりだけどさ。
だからこそ色んな声が出るんだよ。
そのハーモニーが美しいんだよねえ」
ルーンの説明にナナがうっとりと頷いたので
ルーンはさらに得意になって
こう言った。
ルーン「このコンサートはね、
実はこの、『魔法旅行支店』が
準備したのさ。
『コーラス・スターズ』を呼んできたり、
湖にしゃれたステージを用意したりね。
いろいろ大変でねえ。
もう準備はほとんど終わった
ようなもんだけど。
言っただろう?忙しいって」
皆の話を聞いているだけで、
楓もすっかり『コーラス・スターズ』の
ファンちゃんもになってしまいそうだ。
楓「わあ、私も聞いてみたいな!」
ナナの言葉にルーンは一瞬不思議そうな
顔をしてポンと手を叩いた。
ルーン「これで決まりだね。
コンサートのチケットを
三枚、特別に用意するよ。
とまってもらう部屋は此処の二階。
荷物はあれで全部かい?
後であたしの放棄に運ばせるからね」
そう言って、
ルーンは人なつっこいぎょろ目で
ウインクした。
楓とナナがニッコリする横で、
アロマはれいぎただしく
ルーンにお礼を言った。
アロマ「この様に親切にしてもらい、
感激です。ルーンさま」
ところが、ルーンは
急に気まずそうに顔を背けると、
態とらしくこう続けたのだ。
ルーン「いやいや、いいんだよ。
別に、『お礼』なんて……」
お礼と聞いてナナははっとした。
魔女同士の支払いはお金の代わりに、
得意な魔法で相手の
手助けをする場合もあるのだ。
ナナ「ルーン、なおしてほしい
ふくでもあるの?」
ルーン「いや、そうじゃないのさ。
でも、実はちょっとあんたの手を
借りたい事があるんだよ」
ナナ「ちょっとって一体どんな?」
その時、ルーンの放棄が
ナナと楓のバッグを柄に通して
ふわふわとやってきた。
ルーン「おや、荷物がきた様だね。
それに、もうすぐランチの
時間じゃないか。
荷物を部屋においたら
食堂にきておくれ。
話の続きはその時にね。
部屋まではこの放棄が案内するから
ついて行っておくれ」
そういうと、ルーンは
また店の奥へ戻って行った。







5328/ ミルモでポンふぁんたじいーのオリフェ
□投稿者/ まみいー -46回-(2013/06/01(Sat) 22:15:26)

オリフェのえです。
プロフは本編にかいてあります。


■ まみいー (47回/2013/06/02(Sun) 00:31:27/No5329)

ピネルです。
本当はもっと可愛いです。

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■ まみいー (48回/2013/06/02(Sun) 12:06:09/No5330)

ピネルちゃんのことが
好きなポルクくんです。
キリノちゃんの弟子でもあります。
サスケ君とハンゾーくんの
同級生で親友でもあります。
まがったことが大嫌いで
責任感が人一倍つよいです。

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■ まみいー (49回/2013/06/02(Sun) 12:18:56/No5331)

ミルモと少し似ていますが
ミルモではございません。
ミルモの単なる友達です。

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■ まみいー (50回/2013/06/02(Sun) 14:18:51/No5332)

師匠であるキリノに片思い中の
ヤサク。とても頑張りやだけど
ドジなのがたまにきず。

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■ まみいー (51回/2013/06/02(Sun) 16:22:20/No5333)

キリノのことが好きだが
じぶん自身はそのことにきづいて
いない。キリノの従兄でも
ある身近な存在。


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5335/ 王子様と桃色ウサギ
□投稿者/ 雛乃うた -22回-(2013/06/04(Tue) 23:44:52)
□U R L/ http://www12.plala.or.jp/mirumo/index.htm/

こんばんは(*^_^*)お久しぶりですvv雛乃うたですvv
6月はムルパピ強化月間ということで文書きます♪
もちろんムルパピ文なのですがひとつ注意を。。
未来設定になっています。
つまりは…

〈例〉
パピィ「あたち」→「あたし」
ムルモ「でしゅ」→「です。」

な感じに特徴的な喋り方ではなくなります。めちゃくちゃ違和感ありまくりです。。
それでも大丈夫という方はどうぞですvv無理あるわwwな方はスルーしてくださいませ☆彡

では始まります。



■ 雛乃うた (23回/2013/06/04(Tue) 23:46:51/No5336)
http://www12.plala.or.jp/mirumo/index.htm/


ずっとあの頃のままでいられたらいいのに…

それだけであたしは嬉しさでいっぱいになって満足感で埋まるんだ。


               +       1         +


人間界での修行の日々から数年が流れ、ここ妖精界では…
ミルモさんは正式に王子から国王様になり、リルムさんも王妃になっていた。
王様の仕事に手が回らず、ムルモもサポートしているくらいに忙しいらしい。
なんといってもヤシチさんが一番近い側近になっているのには誰もが驚きだったけどね。
婚約者でも兄弟でもないヤシチさんがミルモさんと一緒にいたこともあり
彼の行動パターンを読めることと、ミルモさんの息抜きになるからという理由らしい。

ムルモが妖精界に帰ったあと、あたしは人間界で修行を続けていた。
ホントはすぐにでも追いかけて行きたかったけど…できなかった。
あたしの身勝手な理由で帰るわけにもいかなかったから…
そんな日の中、ある日住ちゃんが優しく告げた。

『パピィ。行っておいでよ。オレは大丈夫だから。』

住ちゃんは優しすぎる。
あたしの身勝手な理由でパートナーになって、
それでもあたしの気持ちを知っている。
『ゴメンネ。』 『ありがとう』
二つの言葉を残してあたしは妖精界に戻った。

またムルモを追いかけてあたしは一体何をしたいんだろう。
でもね、変わらない想いだけはまだ心に残っている。
想いだけ……



■ 雛乃うた (24回/2013/06/04(Tue) 23:47:47/No5337)
http://www12.plala.or.jp/mirumo/index.htm/



               +       2         +


妖精界に戻ってきてから月日はどんなに流れても
何も変わらない普通の日々だけが過ぎていく。
ミルモの里の公園では小さい子からカップルまでも様々な妖精が行き来している。
逢いたくてもムルモには簡単に会えない…

だってムルモは王族で、第二王子で…

あたしはただの……

これ以上深く考えたくない。
考えたって変わることじゃないもの。

ずっとあの頃のままが良かった。
幼い小さい頃のままの方が毎日逢えて、喧嘩という名のお話もできていたから。
それだけであたしはすごく嬉しくなれる。
素直になれなくても毎日逢えた。
言いたい言葉が言えなくて後悔だっていっぱいしたけど明日逢えた。

でも、今は?
どうしてこんなに逢いたいのに逢えないの?

でも逢ったところできっといつも通りなんだろう。
本当に言いたいことも言えず可愛くない言葉ばかり言っているんだろうな。
それでは、全然変わらないのに。
本当にホシイモノ だんだん遠くなるよ…?

「あら、パピィさん?」

呼ばれて顔を上げる。
目の前にはリルムが立っていた。




■ 雛乃うた (25回/2013/06/04(Tue) 23:48:49/No5338)
http://www12.plala.or.jp/mirumo/index.htm/



               +        3        +


「…リルムさん。」
「パピィさんも人間界から戻っていらしたのですね?」
パピィの隣に座り、リルムは聞いた。

元々はミルモが正式に国王を継ぐことが決まり妖精界に戻ったことをきっかけに
リルム・ヤシチ・ムルモもすぐに妖精界に戻った。
少し遅れて戻ったパピィのことを知ることはなかった。

「そういうリルムさんはどうしてここに?」
王妃となったリルムはあまり城の外に出ていない。
「ミルモ様が…この辺りに新しいお店ができたからお菓子を買ってきてと言われまして…」
「そんなの王妃様がやらなくても、ほかの兵士たちに…」
「これは、気晴らしですわ。私がいつも場内にいますから…
 ミルモ様は、素直じゃありませんからこのような言い方しかできませんけど。」
リルムはすぐに察した。ミルモの本心に。
すぐに気づいて、くすりと笑って返事をした。
「わかりましたわ。おいしいお菓子を買ってきます。」と。

今日はいつもに増してとても綺麗な青空。
こんな日は外に出ないでお部屋にこもっているのはもったいないもの。

「あたしは…別に…」
何も用がないのは本当で、ただ公園に来ただけ。
「ムルモ様は相変わらずですわ。」
「…え?」
「ムルモ様のこと、知りたいのではと思いまして…」
リルムはパピィの方を向いて話す。
「…そんなこと…」
パピィは返事もだんだん小さくなっていく。
リルムはにっこり笑って話を進める。

「ムルモ様は前の件もあって婚約者はいませんわ。
 前・国王様のマルモ様も必要ないとお考えのようですし。」
「……え?」
一瞬ムルモの婚約者の話になって怖いくらいにドキっとした。
それよりも気になった言葉…。
「……前のことって?」
「以前、パピィさんが破棄にさせたあの件ですわ。」

あの頃、少しだけ期待していたことあった。
『だって、婚約するとパピィと喧嘩できなるなるでしゅ。』
あれはどう言う意味だったの?って。
今でも時々思い出すの。
あの時くらいの勇気と行動力があればいいのにって。

「でも、ムルモは王族で…あたしは…」
「あら、それは私も同じですわ。元々王族ではありませんもの。
 それでもミルモ様のことを想っている気持ちは誰にも負けませんわ。
 それはパピィさんも同じでしょう?だから、大丈夫ですわ。」
「…うん。」
パピィは小さく頷いた。
「パピィさんは今時間ありますか?もし大丈夫なら今からお城へ参りませんか?」
もちろんお菓子を買ってからですが。



■ 雛乃うた (26回/2013/06/04(Tue) 23:49:48/No5339)
http://www12.plala.or.jp/mirumo/index.htm/



               +        4        +


絵本の中の王子様を望んでいたわけではないの。
王子様なら誰でもいいわけじゃない。
別に王子様じゃなくてもいいのよ。
こだわりは別の所にあるの。

パピィはリルムと一緒にお城に入りリルムに案内されながら奥へと進む。
「それでは私はミルモ様にお菓子を届けに行ってきますので
 パピィさんはこちらをムルモ様にお届けお願いしますね。」

マシュマロが入っている袋をもらい、パピィは教えられた通路を通る。
今に時間は庭園にいるらしい。

庭園に向かうと、とても綺麗な空に似合ういろんな色の花が咲いていた。
パピィはムルモをキョロキョロ探す。

「パピィ、ですか?」
「…ムルモ。」

見つかったのはパピィの方だった。
キョロキョロしている妖精をムルモが気になったらしい。
「…綺麗なお花ね。」
「…このお花はボクが育てているんです。…まぁ、息抜きの一貫ですけど。
 忙しさに心を潰して、花を愛でる気持ちを失わないためです。」
「……それもミルモさんが?」
「…そうですよ。…ところでパピィはどうしてここに?」
「…これ、リルムさんからムルモに渡すようにって」
パピィはリルムから預かったマシュマロが入っている袋を押し当てた。
お菓子の袋から読み取れた。
さっき兄が言っていたお菓子たのロゴが貼られている。
「リルムさんに偶然逢って、ここまで来たのよ。」
「ふ〜ん。そうなんですか。……そろそろ水かけの時間ですね。」
「これ全部ムルモが水かけするの?」
「…そうですよ。水かけたあとは今より綺麗にお花が見れるんですよ。」
「あたしも手伝うわ。如雨露ある?」
「…あっちにあるですよ。」

あれから何時間経過しただろう。
空はすっかり夕焼け空に染まっていた。
一回やり始めた作業は止まることなく続いている。
水を上げてから花の様子を見て肥料をあげたり日当たりよくしたりと止まることなかった。
久々に逢ったばかりの気まずい雰囲気はなくなっていた。

「随分綺麗になりましたね。」
リルムの声が聞こえて、作業は中断する。
「もうすぐ日が落ちますわ。続きはまた明日にどうでしょう?」
「…そうですね。また明日にします。」
ムルモも承諾した。
「パピィさんもまた明日来てみてはいかがですか?」
「……えッ?」
リルムの提案に最初は戸惑うも話はどんどん進んでいく。
「いいですよね?ムルモ様?」
「…別にいいですよ。パピィはどうですか?」
「…あたしも、大丈夫だよ…」
戸惑いながらもパピィは答えた。

また明日。
ムルモに逢える。


■ 雛乃うた (27回/2013/06/04(Tue) 23:50:53/No5340)
http://www12.plala.or.jp/mirumo/index.htm/



               +        5        +


あれから数ヶ月が経過した。
あたしはあれからムルモの空いている時間を聞いてお城に行っている。
ムルモもスケジュールがハードなこともあって毎日は行けない。
不思議と幼い頃に繰り広げていた喧嘩はピタリとしなくなっていた。
少しは大人になったということなんだろうかはわからない。
それでもあたしは今が好き。

毎日逢えなくても喧嘩腰の会話じゃなくても
時々逢えるし、ちゃんと会話ができる。
こんなにも時間がかかったけど今が好き。
これからもこんな日々が続いていくんだろうと思いながら、今日もお城に向かう。

「さっきまで公務に追われていたけど、
 今こうしてパピィといる時間がすごく伸び伸びです。
 公務の疲れも飛んで行きそうです。」
ムルモの一言に少し引っ掛かった。
あたしはただの息抜きなの?
「あたしは…」

違うよ。怖かったの。
今いる世界から一歩踏み出して壊れてしまうのが嫌だったの。
それだったら今までと同じでいい。
たとえすぐ喧嘩してしまっても、逢えるだけで嬉しかった。
それで嬉しかった、けど……

「……ッ」

想いは裏腹
ムルモとあたしじゃない誰かが一緒にいるところなんか見たくない。
ホントはずっと一緒にいたい。
ムルモのトナリにあたしがいたい。

「…あたし、は…」

絵本の王子様を望んでいない。
あたしが囚われの姫でどこかの王子が助けに来たって好きにはならない。
むしろ、なんであんたが来たのって文句を言いたいくらいだわ。
王子様なら誰でもいいわけじゃない。
別に王子じゃなくてもいいの。
こだわりはそこじゃない。
一番のこだわりはムルモなんだよ。

「…あたしはムルモの息抜きなんかになりたくない。」

息抜きじゃないの。
なりたいもの。
違うんだよ。

「…でも、ずっとそばにいたい…
 ムルモがいなかった時…すごく、寂しかったよ…!」

ムルモが王族じゃなければよかったのにって思ったことある。
あたしが想っているのは王子様じゃなくてムルモただ一人だから。
もしこの『王族』という壁があるのならば、あたしはどうしたらいいのかわからない。
でも、リルムさんが簡単に壊してくれた。
壁があったわけじゃない。
あたしが勝手に作っていただけだったのかもしれない。
王族じゃなくても、誰よりもムルモのこと想っているよ。


■ 雛乃うた (28回/2013/06/04(Tue) 23:51:48/No5341)
http://www12.plala.or.jp/mirumo/index.htm/



               +        6        +


兄が国王になることを決め里に帰り、とある決意だけをしてすぐに追いかけた。
戻った里ではめまぐるしい日々ばかりを過ごし
落ち着いた頃に一番最初に思ったのはパピィのこと。
そういえば何も言わずに戻ってきてしまったと。
だからといって簡単に戻れない。
それにパピィだって遊びに行っているんじゃない。
人間界に行くってことは修行だ。
今更言っても簡単には帰って来れないだろう。

「……何も言わずに妖精界に戻ったのは悪かったです。そこは謝るです。」

小さな頃からの小さな想い、大きな夢を簡単に諦めるわけにはいかなかった。
ここまで来たならどこまでも追いかけないと、と自分のことしか考えていなかった。

でも今まで何気なく一緒にいたもの。
いなくなって感じる寂しさ。
なんで今頃になって気がつくんだろう。
そう。
ムルモにとってもこの数ヶ月間は楽しかった。
前までは喧嘩しかしなかったけど、
こうやって普通に会話をして過ごすことができることを知ることができた。

「僕には夢があったんです。小さな頃からの内緒だった夢。
 国王様になったお兄様と一緒に里を楽しくすることです。所謂、サポートです。
 だから妖精界に戻ると聞いていてもたってもいられなくなって追いかけたんです。
 ……でも、ここ最近パピィと一緒に過ごした日々はすごく楽しかったです。」

…楽しかったって、どうして過去形なのよ。
これで終わりなの?
明日からは?
…イヤ。
ここで終わらせたくない…。

「…あたしは…ムルモの支えにならないのかな?
 息抜き…みたいな遊び相手とかじゃなくて…支えとかならないのかなぁ?」

支えなんてできないかもしれない。
そう、これは口実。
ムルモに逢えればなんでもいいの。
これはあたしの身勝手な理由。
でないと、あたし一体どうしたらいいの?

「…パピィは知ってますか?僕、お父様の計らいで婚約者必要ないことになっているんです。
 あの日パピィがやってきて、僕も会場から出ていっちゃって破棄になったあの時から、
 お父様とお母様はその一部始終を見てて婚約者無しと判断したみたいなんです。」
「……それって…?」
「公式に発表はしていないだけで、
 お父様とお母様はパピィのこと婚約者と思っているみたいなんです」
「………え?」
「僕が答えを出さないからその件はいつまでたっても保留のままなんです。」
「…どうして答え言わないのよ?」
「勝手に決めて良かったのですか?」
「その前にあたしに話さなかったじゃない。」
「あの頃に話せば、またいつものように喧嘩して答え言う前にきっと壊れていたですよ。」

きっとそれじゃ意味がない。
何のためにパピィが乗り込んできて僕が会場を出たのか意味なくなってしまう。
それにあの頃の僕はきっとその時みたいに素直になれない。
意地張って喧嘩してしまいそうだったから、いつまでも言えずに…

「……ムルモ。」

喧嘩でも良かったよ。毎日話せたから。
想いと裏腹な言葉だったけど私は良かったよ。
ずっと、あの頃のままでいられたらいいのに、と思っていた。
それだけであたしはムルモに逢えた嬉しさでいっぱいになって満足感でココロが埋まるから。
あの頃以上に嬉しいことも楽しいこともないかもしれないと思っていた。
でも違っていた。

「パピィが嫌じゃなかったら、これからも僕と一緒にいてください。」

小さな頃から写真に写っている二人。
喧嘩ばかりしていたけど
決して仲良しとは言えなかったかもしれないけど
これからの写真はどのような二人が写っていくのかな?

「…嫌じゃないわよ。ずっと一緒にいてやるわよ。」

…どうして緊張をすると可愛く言えないんだろうな。
ホントは涙出るくらいにすごく嬉しいのに。


             ――HAPPY END ?――



■ 雛乃うた (29回/2013/06/04(Tue) 23:53:02/No5342)
http://www12.plala.or.jp/mirumo/index.htm/



               +     あ と が き    +


こんにちわですvお久しぶりですvvミルモ&ヤシチ大好きな雛乃うたですvv
6月はムルパピ強化月間ということでムルパピを書かせて頂きました☆彡
6月8日ってムルパピの日なんですねvvこの前初めて知りましたvv
今回は未来的なお話です。
なので、
パピィ「あたちは」→「あたし」
ムルモ「でしゅ」→「です。」
と少しセリフを変えたのですが違和感なかったのでしょか?書いているほうはめちゃくちゃ違和感があって大丈夫かな?とすごく心配しました。果たして大丈夫なのだろうか。。
切ない感じを目指したのですが切ない感じかなぁ?
ムルモもパピィも少し成長して多少素直にはなったのではないかと思いますwwこうでもしないと雛の中ではお話的に進展しないから未来なお話にさせていただきましたvv言いたいことを言えないで終わってしまうのよ(>_<)
そして、設定が漫画とアニメ混ざっていたりしますvvアニメの『大物妖精 電撃婚約』や漫画は12巻のムルモの夢とかあちこちです><
住ちゃんの一人称がカタカナか漢字か調べるために漫画もとなりに置きながら書いていましたvv
さらに後日談でその後すぐか次の日当たりにでも婚約発表するんだろうなvv

それでは最後に番外編をお楽しみくださいませ☆彡

では(*^_^*)


■ 雛乃うた (30回/2013/06/04(Tue) 23:53:43/No5343)
http://www12.plala.or.jp/mirumo/index.htm/



               +     番   外      +


「ムルモは人間界に残ったほうがいい。」
国王となった兄が言った言葉だった。
でもボクの夢はあの頃から変わることなく、妖精界に戻る決意を強くした。
どうしてそんな事を言ったのかは戻ってすぐ身をもって知った。
スケジュールがとにかく過酷だった。
今まで人間界ですごしていたこともあり、
いろんなマナーのレッスンから国王をしての仕事などするべきことが山のようにあった。
周りの者にそれぞれ“息抜き”を与えていたけど、自分は大丈夫だからとそのまま公務を続けていた。
そんな時だった。
一緒にレッスンを受けていたリルムさんがヤシチさんを連れてきたのは。
「ミルモ様の側近にどうでしょう?」
二人は同時に驚いていたいた。
「ヤシチさんならミルモ様の行動パターンはお手の物ですし、
 …それにヤシチさんも心配していらっしゃるんですよ。」
リルムは休憩中、城の外側からあちこちで探索しているヤシチと会っていろいろ話をしていた。
ヤシチも素直ではないから正直には聞かず、結構遠まわしでミルモのことを聞いていた。
気にはかけているのだ。
「それにミルモ様にも息抜きは必要と思いまして。」
相手がヤシチなら本気で喧嘩をしようが雑談しようがミルモにとってはいい気分転換になる。
それはヤシチだからできること。
「……側近って言っても、かなりハードだぜ?ヤシチにできるのかよ?」
「フン。ミルモで出来て拙者にできないことなどない。…努力はする。そんなの覚悟の上だ。」
「そういうことですわ。さぁ、国王様。ご命令を―――。」

ミルモが妖精界に帰ってからみんなの想いは決まっていた。
ミルモは納得できなかったけど、本心はすごく嬉しかった。
でもそれは言葉にしない。
長い付き合いな事も有り、誰もがその想いを理解していた。

「…ったく、こんなところまでついてきやがって。ホントにどうなったって知らねぇぞ。
 自由とかなくなるんだぞ。やめたくなっても簡単にやめれねぇし…大体忍者だろ……」

ミルモの不満は止まらなかった。
言わせておけばいい。
そんな愚痴だっていつものこと。
素直じゃない、彼なりの心配なのだ。
そんな事は承知の上。
自分で選んだ道だから。




5026/ 久しぶりのオリフェ紹介!
□投稿者/ はくたか -167回-(2012/12/23(Sun) 20:43:07)

皆さん、こんばんは!はくたかです。

此処に来るのはめっちゃ久しぶりです!!!一年ぶり・・・かな?
なぜ来たのかというとですね・・・この度小説を復活させるために小説板に舞い降りてきました(^^)
小説に登場する妖精は、アンリ&センリ、キンタ、ポンタ、クロミなどですww
今回書く小説は新しくオリフェも出す予定なので、紹介したいと思います〜。

名前:アンネ
性別:♀
楽器:アルトリコーダー
お菓子:わらび餅

アンリとセンリの母親。
おっとりしていてちょっと天然な所がある。
アンセンの性格は母親譲りらしい・・・。
魔法はあまり得意ではない。


名前:シンリ
性別:♂
楽器:三味線
お菓子:栗もなか

アンリとセンリの父親。
優しくて頼りになる。時に厳しい面も・・・。
趣味は工作だが、手先が不器用らしくよく失敗する。


左が母親のアンネで右が父親のシンリです。
・・・アンセンの親は前からオリフェとして描きたかったんですよ〜!
ようやくその夢がかなうことができました(^^)

次のレスでもう一人オリフェを紹介します。

では!

448×336 => 400×300

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■ はくたか (168回/2012/12/23(Sun) 20:54:27/No5027)

皆さん、こんばんは!
早速ですが3人目のオリフェ紹介です〜。
この妖精も今度書く小説に登場させます。

名前:クロナ
性別:♀
楽器:尺八
お菓子:いちご大福

クロミの母親。
強気な性格で真面目である。
アンセンの母親のアンネとはママ友です(笑)
背中の黒い羽らしきのかざりが特徴。

こんな感じです。
アンネと同じようにエプロンを着用しております。
グルミ族の母親は全員エプロンをしてるという設定でwww

では!

448×336 => 400×300

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■ はくたか (169回/2013/01/11(Fri) 19:13:26/No5057)

こんばんは!

またまたオリフェを考えました〜。
これも小説に登場させる予定です。小説は週末辺りに書こうかな・・・。

名前:タクミ
性別:男
年齢:ミルモ達より上
お菓子:御手洗団子
楽器:なし?

妖精界一の走り屋として知られている。
運転するのはバイクから普通乗用車までと幅広い。
でも本人はバイクしか乗らないという・・・。
若い頃は無免許だった。(今はちゃんと免許取ってますw)
普段はおっとりしているが、バイクを運転するとなると性格や表情が一変する。

こんな感じですね。
僕がある漫画を読んでいてふと思いついた妖精なんですけどww

では!

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■ まみいー (53回/2013/06/11(Tue) 21:56:00/No5349)

こんばんは!まみいーです!

とってもかわいらしいオリフェだったり、かっこいいオリフェだったりと
さまざまで、なごんだり、騒いだりなど馬鹿なことを一人でやっていましたw
小説もよみました!オリフェも目立っていて、とてもおもしろかったです!
はくたかさんの小説はなんどか読んだことがあります。
設定もそれぞれしっかりしていて、わかりやすいです!

お忙しいと思いますが、頑張ってください!
それでは*




5124/ ミルモ短編集
□投稿者/ 梨璃 -186回-(2013/02/09(Sat) 18:48:21)
□U R L/ http://mikazukinowarutsu.web.fc2.com/

皆さんこんばんは★
久々に、短編を書いていきたいと思います。
1話完結です。

まずは以前にもお話したダアクが完全復活する前日の話からです。


決戦前夜(ラット→アクミ)


夜、俺たちはダアクから呼び出された。
明日、ついに完全復活を果たせるらしい。
解散した後、ダアクに呼び止められた。
俺がダアクの目的に気づいていることはダアクは知っていたらしい。

「明日にはお前の妹は助かる。」
「…あぁ。そうだな。」
「妹にこれを飲ますといい。少しは楽になる。」
ダアクから一つのカプセルが渡される。
「本当にヤマネは助かるんだろうな。」
「安心しろ…。明日は最後のチャンスだ。失敗は許されない。」
「何が何でもあんたを復活させてやるさ…。」



ヤマネに薬を渡した後、廃墟のビルでコーヒーを飲む。
「完全復活か…。」
ヤマネを助けるために、ダアクの手下に入った。
ダアクが復活し、ヤマネが無事だとわかれば再び旅に出る。
「アクミはどうするんだろうな。」
ダアクの手下に入ってから、アクミと共に行動をしていた。
元から一人で行動することが多かったからか、慣れない日々が続いた。
しかし、何時からかアクミと一緒にいることに楽しんでいる自分がいた。
ダアクの為に傷だらけになりながらも、ミルモたちと戦っている姿。
そんな姿にいつの間にか惹かれていった。
俺は携帯を取り出し、アクミを呼び出した。



「ラット?どうしたんだよ。急に。」
「いや、二人で話したいと思ってな。廃墟のビルに来てくれるか?」
「…いいけど。」
数十分後、アクミが絨毯に乗ってきた。
「ラットから呼び出すなんて珍しいじゃん。」
「明日にはダアク様が復活するんだろ。その前に色々と話しておきたくてな…。」
アクミにコーヒーを手渡しながら言う。
「ありがと。で、話ってなんだ?」
「あぁ…俺は、今まで一人で行動していた。仲間なんてどうでもいいと思ってた。」
「うん…。」
「ダアク様の手下に入って、アクミと行動をして…俺は変わった。」
「変わった?」
「アクミといる時間が嬉しく思えてきたんだよ。…今まで、ありがとう。」
「な、何言ってんだよ!馬鹿!」
アクミは顔を赤くする。
「ア、アタイもラットと一緒にいて楽しかったけど。」
アクミは顔を背けていった。

「コーヒーごちそうさま!…じゃ、じゃあな!」
アクミが絨毯に乗ろうとする。
その後ろ姿を見ると、忘れたかったことを思い出した。

もう、会えなくなる。



呼び止めてアクミを抱きしめる。
「ラット…!?急にどうしたんだよ!?」
恥ずかしがってはいるが、暴れたりはしていない。
「アクミ。」
「な、なんだよ。」
今、俺がアクミに思いを伝えたら、どうするだろうか。
共に行動していた相手から「好きだ」なんて言われたら――――――
明日には自分の大好きだった人が復活する。


「いや…明日、頑張ろうな。」
「あ、当たり前だろ!アタイの足引っ張るんじゃないよ…!」
「それは安心しろ。」
「うん…。」
小さな声で返事をされる。
「わかったから、もう離していいよ…。」
「悪い…。」

再び絨毯に乗り込む。まだわずかに顔が赤い。
「じゃあな、また明日。」
「あぁ、また明日。」
帰っていくアクミの姿を見届ける。
「終わったら、会いに行くか。」
貴方への思いと伝えに。



**********
ラット視点でのラトアク。
実は両想いなラトアクも好きですが、片思いも好きです。





■ 梨璃 (214回/2013/05/24(Fri) 00:55:29/No5318)

キスの日

擬人化設定


ムルパピ

「あ、ムルモそれ新発売のジュースじゃない!」
ムルモが飲んでいるのは発売前から話題の新味のジュース。
「美味しいのそれ?」
「美味しいでしゅよ」
「あたちも買おっかな」
「一口あげるでしゅよ?」
そういってパピィにペットボトルを渡そうとする。
「あら、意外と素直ね」
パピィはムルモから受け取る。
一口飲もうとしたが、急に顔が赤くなりペットボトルをムルモに手渡した。
「飲まないんでしゅか?美味しいでしゅよ」
「だ、だって…」
パピィの顔は赤くなったまま、ぼそぼそと話している。
「…だもん…」
「え?」
わずかに聞こえた言葉にムルモは聞き返した。
「だ、だって間接キスになるじゃない…!」
パピィの顔は真っ赤であった。
「僕とじゃ嫌なんでしゅか?」
「嫌じゃないわよ…!嫌だったらこんなに悩まないわよ!…」
「だったら…」
そういってムルモはパピィの唇に自分の唇を重ねた。

「ムルモ!?あんた何やってんのよ!」
パピィの顔は先ほどよりも赤くなっていた。
「だって間接キスが嫌なんでしゅよね?だったら普通にキスをしておけば平気でしゅよ」

「もういらないわよ!自分で買うわよ!」





ミルリル(学パロ)

「あら?ミルモ様寝てらっしゃいますわ。」
テスト週間が近いので、リルムの家で勉強することになったミルモ。
休憩中にお菓子でも食べようと、リルムはキッチンでケーキをつくることにした。
「とりあえず、このワークをしておいてください」
と、テスト範囲に含まれているワークをしておくようリルムは言った。
その間休憩中にお菓子でも食べようと、リルムはキッチンでクッキーをつくることにした。
焼けるまでの間、ミルモの様子を見に行くと、机に伏して寝ている姿のミルモ。
「もう」
思わずため息をついた。
「けど、ミルモ様部活頑張ってらっしゃいますからね…」
サッカー部部長をしているミルモ。
ワークを見てみれば、範囲内のページは全て埋まっていた。
「お疲れ様です」
そういって、リルムはミルモの額にキスを落とした。
「そろそろ、焼け具合を見てみましょう」
リルムは一階へと降りて行った。


「馬鹿。気まずくなるだろ…」
リルムが部屋に来てから目が覚めていたミルモ。
その顔は赤く染まっていた。





ネズアク

「今日キスの日だって」
「へえ…」
興味なさげに、ネズミは答えた。
「興味ないのかよ?」
「ない」
あっさりそう言われる。
アタイはネズミに背を向けた。
それはわかってたけど、いざそう言われると傷つく。


してほしい――――なんて言えない。
付き合い始めたが、ネズミと恋人らしいことをしたことなんてあまりない。
手をつなぐ事ぐらいも滅多にしてくれない。
本当に付き合ってるのか。自分をただからかってるだけなのかもしれない。
次々とマイナスな考えが浮かんで、思わず泣きかけてしまった。


「アクミ。こっち向くでござるよ」

振り向いた瞬間に唇が重なった。
体を押さえつけられて、離そうにも離すことができない。
一度唇が離れたが、再びキスをされる。
苦しくなってネズミの胸元をたたいて苦しいことを伝える。
伝わったのかようやく解放された。
「な、なんだよいきなり…!」
今自分の顔は真っ赤だろう。
「…キスの日なんでござろう?」
「だ、だからって…!」
「してほしいって顔していたでござるよ?」
「興味ないって言ってたじゃん」
「あぁ。興味はないでござるよ?…でもアクミとキスをしたくないって訳ではないでござる」
少し照れたようにネズミが答えた。
「…じゃあ、もう一回してよ?」
「一回…ねえ。それで済むかわからないでござるよ?」

再び優しくキスをされた。






ラトアロ


「5月23日はキスの日なんですって」
「キスの日?そんな日があるんだな」
パピィちゃんからそう教えられた。
私もラットさんと喫茶店で話してる時に、言ってみた。

「私、昔ポーロくんからキスしたら子どもが出来るって騙されてたんです」
「お前らしいな」
「うう…」



そんな事を話しつつ、時間も遅くなったのでラットさんが家まで送ってくれた。
家の門の近くまで来た。
「ここまででいいか?」
「はい」
「じゃあ、またな。」
ラットさんが帰ろうとする。
「ちょっと待ってください」
「どうした?」
「え、えっと…ラットさん屈んででください」
「いいけど」
ラットさんは私の目線に合わせて屈んでくれた。

私は勇気を振り絞ってラットさんの頬にキスをした。


「え、え…!?」
ラットさんが顔を赤くしていた。
「その…今日はキスの日だから…」
自分でも恥ずかしくなってくる。
「…じゃ、じゃあ今日はありがとうございました」
家の中へ戻ろうとすると、ラットさんに腕をつかまれた。
そう思っていると頬にラットさんからキスをされた。
「ら、ラットさん…!?」
「お前からしてきたんだろ?お返し」
こんな余裕があるんだからずるい。

「…口じゃないんですね」
「口はもう少しお前が大人になったらな」



■ 梨璃 (223回/2013/06/24(Mon) 20:26:14/No5355)

月が綺麗ですね(ラトアク)


ある夜のこと、ラットはアクミに付き添われて夜の人間界を散歩することにした。
学校の屋上で二人でラットの淹れたコーヒーを飲む。
ふと空を見上げれば大きな満月が出ていた。


「月が綺麗だな」
ラットがふと呟いた。
「そうだな。なんか嫌なこと忘れそう」
「へえ、アクミでもそんなこと思うんだな?」
「馬鹿にしてんのか?アタイだってちゃんと思うことあるよ!」





その日は別れ、それぞれ自分の家に帰っていった。


それから数日後


「ねえ、アクミさん夏目漱石って人知ってますか?」
アクミはリルムと偶然会い、いきなりそう話しかけられた。
ちょうど戦う作戦も立ててないので、素直に話をすることにする。
「夏目漱石?知らねえ」
「人間界の小説家の方なんです。英語教師をしていた時期があって、『Iloveyou』を生徒が『我君を愛す』と訳したんです」
「へぇ」
不思議とアクミはその話が気になった。
「けれど、日本人はそんなことは言わないって言っちゃったんです。
『月が綺麗ですね』とでも訳しておきなさいって言ったそうですわ。素敵なお話ですわよね」
リルムはうっとりとして話している。
一方のアクミは数日前のラットとの会話を思い出していた。
「…知らないよなこのこと…!」
知らなかったらただ綺麗だって思っただけ。
けれど意味を知ってて言ったら…


■ ミイミイー☆ (1回/2013/06/27(Thu) 19:32:52/No5358)

はじめまして、ミイミイー☆です!
ミルモ短編小説いいですね!
ラトアク、ネズアク大好きです!
では




5323/ school!
□投稿者/ 梨璃 -215回-(2013/05/31(Fri) 22:17:47)


皆さんこんばんは★
今回は学園パロとして新しい小説を描いていきたいと思います。
高校生として書いていますが、たまに中学生の時などもあるかもしれません。
オリフェも出てきます。

注意書き
・擬人化設定
・ミルモたちが高校生
・ラットとネズミが別人(双子設定)

以上です。







■ 梨璃 (216回/2013/05/31(Fri) 22:20:41/No5324)

キャラ設定(1)
名前の前に★がついているのはオリフェです
3年

ミルモ 3-A
サッカー部部長。
理事長(マルモ)の息子。
リルムとは幼なじみであり、婚約者。
成績は下。

リルム 3-A
吹奏楽部部長。保険委員。
ミルモの婚約者。ミルモのことが好き。
アクミと仲が良く、少しおせっかい。
成績は上。

ヤシチ 3-A
陸上部部長。 
ミルモをライバル視している。
ミルモに負けたくないため、雲雀高校に入学。
成績は下。

アクミ 3-A
女子テニス部部長。
気の強い女の子だが、男子人気がある。
ネズミを追って猛勉強し雲雀高校に入学。、
ネズミを気にしているが、素直でない。
成績は中。

ネズミ 3-A 図書委員
弓道部部長。
ラットとは双子でヤマネと3人で暮らしている。
ヤシチとは従兄弟。アクミを気にしている。
嫌味な性格だが、どこかアクミに対して優しい。
成績は上。

ラット 3-A
剣道部部長。喫茶店でバイト中
ネズミとは双子でヤマネと3人で暮らしている。
隣町にすんでいたが、中学生になって3人で暮らし始めた。
アロマと付き合っている。
成績は上。

★ラムダ 3-B
生徒会長。吹奏楽部。
ネズミ・ラット・ヤマネとは知り合い。
よく生徒会の仕事をネズミやラットに付き合わせる。
優しい性格と思いきや、実はかなりのSキャラ。
成績は上(学年トップ)


★シーナ 3-B
生徒会副会長。空手部部長。
ラムダのことが好きな女の子。
リルムたち女子とも仲がいい。
成績は中の上。

★コズエ 3-A
空手部。
ネズミたちとは幼なじみ。
昔引っ越したが、高校生になって帰ってきた。
教師である、シグレのことが好き。
成績は中。

その他3年キャラ
マンボ 3-A 体育委員長。サッカー部。
ビケー 3-A 男子テニス部長。
ガビン 3-A 吹奏楽部。
ペータ 3-A サッカー部。
アンナ 3-B 図書委員。
インチョ3-A 学級委員長。
ムーン 3-B 陸上部。  
ワカバ・トモン・チーエ 3-B 新聞部。
ポーロ 3-B 図書委員。吹奏楽部。アロマの幼なじみ。
ピカリ 3-B 保健委員。
ソフト 3-B 
キャップ3-B 体育委員。陸上部。


■ 梨璃 (217回/2013/05/31(Fri) 22:39:39/No5325)

キャラ設定(2)

1年

ムルモ 1-A
男子テニス部。 保健委員。
ミルモの弟。パピィとは幼なじみ。パピィを気にかけている。
女子人気が高いが、男子からは一部反感を買っている。
成績は上。

パピィ 1-A
女子テニス部。
ムルモとは幼なじみで、アロマとは仲がいい。
ムルモのことが好きだが、素直になれない。
成績は中の下。

アロマ 1-A
吹奏楽部。
パピィと仲がいい少し天然なお嬢様。
ラットと付き合っている。
成績は上。


サスケ 1-A
陸上部。
ハンゾーとは仲が良く、ヤシチを尊敬している。
ヤマネのことが好き。
成績は下。


ハンゾー 1-A
吹奏楽部。
サスケと仲が良く、ヤシチを尊敬している。
チーエのことが好き。
成績は下。

ヤマネ 1-A
剣道部。
ネズミ・ラットの妹。
ヤシチが好きだが、その思いは気付かれていない。
成績は上(学年トップ)

カメリ 1-A
弓道部。
パピィと仲のいいマイペースな女の子。
サスケのことが気になる様子。
成績は中の上。


★サファイ 1-A
弓道部。
ネズミを尊敬している。
ムルモとは親友同士。
成績は上。


★アマネ  1-A
空手部。
大人しい性格だが、実は空手が得意。
サファイのことが好き。
成績は上。


★イナバ 1-A
剣道部。生徒会役員。
パピィの従兄弟で大人しい性格。
幼なじみである
成績は中の上。


■ 梨璃 (218回/2013/05/31(Fri) 22:40:22/No5326)

キャラ設定(3)

2年

メカモ 2-B
帰宅部。
ドクタによってつくられたロボットの男の子。
リルムに片思い。
成績は中の下 

タコス 2-B
陸上部(会計)
同じロボットであるメカモやイカスと仲がいい。
成績は中

イカス 2-B
陸上部。生徒会役員(書記)
ナルシストで、女生徒からの人気が高い。
タコスをからかうことが多い。
成績は中の上







教師陣
★シグレ 28歳 
ネズミたちの親戚であり3A担任。国語担当。
生徒からの信頼は高い。弓道部顧問。
マルモとは知り合い同士。
生徒である、コズエのことを気にしている。

★チトセ 25歳
家庭科担当。
天真爛漫な性格。
空手部顧問。
トキワとは幼なじみ。

★トキワ 25歳
歴史担当。剣道部顧問。
落ち着いていて真面目な性格。
女生徒から人気が高い。
チトセとは幼なじみで、チトセが好き。



マルモ  
ミルモ・ムルモの父親であり理事長。

ハーモ
吹奏楽部顧問

フィア
サッカー部顧問。
体育担当。

アクア
数学担当。

ピクモ
保健担当

ドンタ
地理担当。

ウィン
生物担当。


マルモ  
ミルモ・ムルモの父親であり理事長。

その他

クモモ ラットのバイト先の店員。どじっ子。
ミモモ ラットのバイト先のオーナー。クモモを気にかけている。


■ まみいー (45回/2013/06/01(Sat) 16:50:35/No5327)

こんにちは?まみいーです!

梨璃さんはまた小説をかくのですね!
楽しみにしてます!
キャラ設定のところの時点で
読みたい気持ちが芽生えてきますね!
本当にオリジナルのキャラ設定
で、どんなお話になるかが
楽しみになってきます!
この小説には色々なキャラがでてきて
メカモやタコス達もいて驚き仰天ですね!
ガイア族がせんせいだとは・・・ww
お話もすんごく楽しみにしてます!!!




■ 梨璃 (219回/2013/06/02(Sun) 22:56:44/No5334)

雨降り(ラトアロ)


その日は、昼過ぎから曇りはじめ、授業後には雨が降り始めていた。


部活を終えアロマは下駄箱へ向かう。
そこへ剣道部も部活を終えていたようだった。

「あ、ラットさん。お疲れ様です」
ちょうどラットの姿が見えてアロマは声をかけた。
「そっちもお疲れさま」

外を見れば、まだ雨は降っていた。
天気予報では50%にもなっていなかったので、傘を持ってきている人は少なかった。
「雨降ってるな。じゃあ俺帰るよ」
「でもラットさん傘は…?」
「持ってきてない。鞄でなんとかするよ」

「あの!…私傘おいているんです。一緒に帰りませんか?」
三日前の朝雨が降ったとき、放課後には止んでいたので持って帰るのを忘れてしまっていた。
「じゃあ、入らせてもらうよ」



ラットが傘を持ち、アロマの歩きに合わせて歩いていく。
「(どうしよう。…自分から言い出したのに恥ずかしい…)」
二人で相合傘をしている。
意識してしまい、少し離れて歩いていく。
「おい、肩濡れてるぞ」
ラットに引き寄せられる。



「雨止まないな」
「そうですね…」


「(雨なんて止まなきゃいいのに)」

アロマは空を見上げながらそう思った。


■ こやまる (1170回/2013/06/05(Wed) 02:14:33/No5344)
http://www.murumoya.com/


梨璃さん、まみいーさん、こんばんは☆

ついに壮大な学園パロがスタートですね。
キャラ設定もじっくり拝見させていただきました。
いろんな妖精の恋愛相関関係が熱い!!!
妖精紹介の一番のポイントは、アロマの「ラットと付き合っている。」でしょうか。
唯一のリア充CP設定に、梨璃さんの思い入れの深さを感じました(^^;。

登場人物が多くて大変そうな気がしますが、全員がいろいろ絡むようなストーリーを期待しています。
個人的にはヤマ←サス←カメの一方通行恋愛ストーリーにも期待…。

では!


■ 梨璃 (220回/2013/06/08(Sat) 17:49:16/No5345)

皆さんこんにちは☆
感想ありがとうございます!

まみいーさん>
オリジナル要素が強いですが、なるべく本来のキャラ設定に合わせようと思います。
イカなどのロボット組(2年)は登場回数が少なくなるかもしれませんが、皆登場させたいです^^;

こやまるさん>
キャラ設定でかなり悩みましたw(主に部活で)
ラトアロは唯一付き合ってるCPですが、あまり進展がないかもしれません
色々なCPを描きたいですね。



では!


■ 梨璃 (221回/2013/06/08(Sat) 17:49:51/No5346)

調理実習とクッキー

「今日の家庭科実習はクッキーをつくります」
家庭科担当のチトセ先生がそう言った。
「作り方をちゃんと確かめてね」
同じ班であるアロマさんたちと手分けをして作っていく。
無事、美味しそうに焼けた。


試食をしたが、ちゃんと美味しくできていた。
「粗熱とれたら平等に袋に入れてねー。誰かに渡してもいいよ」
アロマさんもラッピングを綺麗にしている。
「ラットさんに渡すの?」
あたちが耳元で聞いたらアロマたんは顔を赤くした。
「うん。ラットさん喜んでくれるかな?」
「大丈夫よ!美味しくできたじゃない!」
「あの…パピィちゃんお願いがあるんだけど…」
アロマたんは顔を赤くしながら聞いてくる。
「わかってるわよ!ラットさんに渡しに行くのに付き合ってほしいんでしょ?」
「パピィちゃん…ありがとう」

そして昼休憩になった―――

三年生の教室の前に行く。
あたちがラットさんを呼ぶ。
「どうしたんだ?」
「あの…今日クッキーを作ったんです」

と、そんな二人を見守る。
ちゃんと渡せたので、あたちたちも教室に戻ることにした。
「ねぇ、パピィちゃんは渡さないの?」
「え!?だ、誰によ!?」
「誰って…ムルモ様」
確かにあたちもムルモにクッキーを渡したい。
けど、家庭科の授業が終わった後、クラスの女子がムルモに手渡すのを何度か見た。
クラスの女子だけじゃない。昨日も別のクラスの女子が渡しに来ていた。

「いいわよ、あんなにもらっても邪魔になるだけじゃない。あたちが自分で食べるわよ」
そうアロマさんに笑って言った。


放課後、部活に向かった。
今日のはいつもよりきつい練習メニュー。
部活が終わるころには皆ばてていた。
そして、今日はあたちが当番で鍵しめだった。
鍵を返しに行く。
終わったと思うと一気に空腹になる。
「クッキー食べちゃおっかな」

「パピィが当番だったんでしゅか?」
同じ部活であるムルモが職員室に来る。
「そうよ。ムルモは?」
「教室に忘れ物したんでしゅ。取りに行って鍵を返しに来たところでしゅよ」

二人で並んで下駄箱に向かう。
「今日、クッキー美味しく焼けたんでしゅか?」
「まあね。そっちは?」
「ちょっと焼けすぎたでしゅ」
薄暗くなっている廊下にあたちとムルモの声。
「パピィは誰かにあげたんでしゅか?」
「あげてないわよ。そういうムルモは沢山貰ってたわね」
「ま、僕のような人気者には当然でしゅよ」
ナルシストな発言。そういったところも気になる。
下駄箱で靴を履きかえる。
「クッキーの話してたらお腹減ったでしゅ」
「そうね…」
あたちは鞄からクッキーの袋をムルモに手渡す。
「ほら、あげるわよ」
「いいでしゅよ。これじゃ貰いたくて言ったみたいでしゅ」
ムルモなりのプライドなのだろう。

クッキーの袋を開けて、ムルモは一枚食べた。
「だから、半分こして食べるでしゅ。はい」
ムルモはあたちに一枚のクッキーを渡す。

「ありがと…」
お腹がすいていたからかどこか美味しく感じた。




「パピィが作ったにしては美味しいでしゅね」
「煩いわね。黙って食べなちゃい!」







■ 梨璃 (222回/2013/06/11(Tue) 23:30:21/No5350)

弓道部の部長とテニス部部長


「ねえ、弓道部の部長ってかっこいいよねー」
「そうよね。彼女とかいるのかな?」

部活も終わり、制服に着替えていると部員の会話が聞こえた。
「…どこがだよ」
アタイは誰にも聞こえないように言った。

ネズミとは中学で知り合った。
同じ双子のラットや妹のヤマネと一緒に暮らしていて…。
嫌味で、少しサボり癖があるくせに成績は良好。
なのに、中学時代から結構モテていた。
ありえない。あんな奴…!
そう思っているのに、何時からか気にかけている男だった。



「お先に失礼します」
部員が段々帰っていく。
慌ててアタイも制服に着替えた。

下駄箱に向かっていると、剣道部の連中と会った。


「ネズミくんお疲れ様!」
「お疲れ様です!」
「あぁ、お疲れ」
剣道部の後輩の女子や同級生の女子がネズミに挨拶している。


「おぉ、アクミも今帰りでござるか?」
「そうだよ」
なんでこんな奴なんかに嫉妬しなきゃならないんだ。

「モテモテじゃん」
「はあ?…あいつ等のことでござるか?」
「ほら、さっきの子とか可愛いって男子テニス部でも言われてるし…」
ネズミはアタイを見る。

「へぇ…」
「結構女子テニス部てもネズミ人気だし、気に入った子とかいないのか?」
「今はバイトやらで忙しいでござるからな。恋愛している暇はないでござるよ」
「じゃあ、気になった子はいないんだ」
アタイがそう聞くと、ネズミは少し黙った。
「気になる子ね…それより、さっきからなんでござる?」
「いや、別に…」
「拙者が誰と付き合おうがアクミに関係しているのでござるか?」
思わず顔が赤くなってしまった。
「馬鹿、別に興味本位だよ!付き合ったら教えろよ。じゃあアタイ帰るからな」





アタイは走って校門まで出た。
まだ顔が赤い。


「関係あるよ…バカ」



■ MIKI (1回/2013/07/08(Mon) 03:31:36/No5361)

はじめまして!
梨璃さんの小説、とっても
面白いです!!
続き楽しみです!!!




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(2009.5 koyamaru edit)